消費増税実施まであと1か月を切りました。
否応なく出費がかさむようになるため、子どもがいて家族の数が多い家庭ほど増税には敏感になるはずですが、家計を預かる主婦たちは、今回の消費増税についてどう感じているのでしょうか。
主婦向け生活情報誌『ESSE』(フジテレビジョン/刊)は、今年1月、読者300人に対して「消費税意識調査アンケート」を実施。その結果を見ると、主婦たちが増税や家計のやりくりをどう考えているかが見えてきます。
■増税は消費に影を落とすのか
このアンケートに答えた300人は、87%が子を持つ主婦。また、毎日のように買い物に行く主婦だけに増税を肌で感じ、強い危機感を抱いていることが分かる結果となりました。
「消費税アップでどんな影響があると思いますか?」という問いに対して最も多かったのは「買い物を控える等節約が必要になる」という回答。
他にも「ライフプランを考え直す必要がある」、「仕事を始める等、収入を増やさなくてはならない」など、日々の家計への不安だけでなく、今までの生活を大きく変えなくてはならないと感じている人も多く、主婦にとってかなり切実な問題となっていることがわかります。
■家計管理をしているのにお金が貯まらない、という実情
では、日頃意識的に家計を管理しているという主婦はどれくらいいるのでしょうか。
「毎月家計簿をつけるなどの家計管理をしていますか?」という質問に対して「している」(51%)、「たまにしている」(23%)と、7割以上が意識的に家計を管理していると答えている反面、「毎月、予定通りに貯蓄ができていますか?」という質問に「できている」と答えた人は20%にとどまり、「家計管理をしていても、なかなか思うようにお金が貯まらない」という実情が見えてきます。
■家計を圧迫するのは○○費
また、興味深いのが「食費」に対する意識です。
「今最も負担になっている費目は何か」「増税後に節約しようと思っている費目は何か」「増税後でも増やしたい費目は何か」という質問は、いずれも「食費」という回答が一番多く、「食費は負担が大きいから節約すべきだが、家族の健康を思うとあまり削りたくない」という主婦たちのジレンマがうかがえる結果に。
このように、一筋縄ではいかない家計管理や節約ですが、『覚えておきたい!お金と節約の基本88』(扶桑社/刊)では、「収入があったらまず貯金をする(先取り貯蓄)」といった家計管理の基本を紹介するほか、思うようにお金が貯まらない落とし穴として、「特別支出(冠婚葬祭などの支出や高い衣類など)」を把握していないこと」を指摘しています。
また、節約に関しても、食事の質を落とさずにムダをなくす“食材の冷凍法”など、主婦のジレンマを解決する節約テクを紹介。
本書は「いちばんやさしいお金の入門書」として、家計管理が苦手な人やお金オンチの人もやさしく読めるよう、無理なく貯蓄できる家計管理法や節約法、保険や教育費、住宅ローン、老後資金、マナーに関するお金など、あらゆるお金の疑問に1~2ページで完結するQ&A形式でわかりやすく答えています。
これから家計管理の必要性を感じ始めた人も、今やっている家計管理がうまくいっていないという人も、自分に合った方法を見つけ、賢く増税を乗り切りたいものですね。
(新刊JP編集部)
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