日本人の年収1000万円以上の割合は全体の3~5%程度。この年収1000万を、月収に直すとだいたい80万円以上になるのですが、これだけ稼ぐようになるのはかなり大変です。
ところが、こんなご時世に、スマホ一台あれば月収100万円稼ぐことも夢ではないと語るビジネスパーソンがいます。
『スマホ1台で月100万円稼ぐ人になる!』(ぱる出版/刊)の著者である原田陽平さんは、美容師を目指していたところ、借金を抱えてしまい、インターネットを使ったアフィリエイトビジネスを副業として展開。粘り強く事業を継続していったところ、ビジネスが軌道に乗り、独立。今では香港を中心に、世界中を飛び回って仕事をしているそうです。
本書ではインターネットビジネスの始め方や押さえておきたいポイントなどが説明されていますが、単にそのノウハウを実践していても成功できないようです。
では、月収100万円以上稼ぐ人の考え方とはどのようなものなのでしょうか。
■「正解」を追求しない
どんなビジネスでも共通しているのは、唯一無二の正解はないということ。正解は1つしかないと考えていると、いざ失敗したときに戻れなくなってしまいます。
特にセミナーに来る人の中には、最初から答えを教えてもらえると思っている人がいるといいます。しかし、明確な正解は誰にも分かりません。月100万円以上稼げる人は、「答えは1つ」と思ってはおらず、自分のスタイルにあったビジネスモデルを模索しているのです。
■自分で考えて行動する癖がついている
セミナーに行けば、そこで儲けるための「答え」を知ることができる。そう期待を持っている人もいます。
確かに高額のお金を払っているとはいえ、結局そこからビジネスを展開するのは自分自身。成功に向かって自らが歩いていかなければ儲けることはできません。自分で考えることができなくなると、情報をただ待っているだけの「クレクレ君」になってしまいます。月収100万円を稼ぐには、自分で考えて行動する癖を持つ必要があるのです。
■人のアドバイスを受け入れる素直な心を持つ
一方で、他者のアドバイスを受け入れる心も成功者は持っています。
なかなかビジネスが軌道に乗らないときには、信頼できる成功者の助言をもらいに行くのは良い方法ですが、その助言を素直に受け入れる心を持てるかどうかが、稼ぐ人と稼げない人の境目の一つになります。また、原田さんは「最初のうちは言われたことは全部やるくらいがちょうどいい」と言います。成功者の真似をする、これも稼げる人の一つのポイントです。
ビジネスには正解がありません。自分なりの正解を形作っていくしか、成功への道はなかなか開くことができません。本書では、インターネットビジネスの具体的なやり方とともに、ビジネスを成功させるために持つべきマインドも説明されています。
今の自分は稼げる人間のマインドを持っているのか、本書の内容と照らし合わせてみるのもいいかもしれませんよ。
(新刊JP編集部)
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