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物事がうまくいかない時期を乗り越えるための考え方

 たとえば、人生を左右するような大事な局面で、自分ではどちらの道を選ぶべきか判断がつかない時、私たちは「運を天に任せて」自分の行動を決めることがあります。
 この「天」とは、誤解を恐れずに言うと、人知を超えた大きな存在であり、「神様」と言い換えることもできるでしょう。
 もちろん、これを信じるかは人それぞれですが、『天』(斎藤一人、柴村恵美子/著、サンマーク出版/刊)はその存在を前提として、それを味方につける生き方を提示しています。
 今回は著者の一人である、柴村恵美子さんにインタビュー。「天」を味方にするとはどういうことかを語っていただきました。今回はその後編です。

―誰にでも「天に見放された」というようなツキのない時期があるのですが、こんな時はその状態をどのように考えればいいとお考えですか?

柴村「「何かが間違っているよ」という天からのメッセージだと受けとめることです。それは人間関係のことかもしれないし、経済や健康、考え方かもしれない。
「このことを通して、何を学べって言っているのかな」と考えると、学びという宝が見つかります。
楽しい楽しい、と順調に行っているときもいいけれど、苦しいとかつらいとか、そういうときの学びの方が財産になりますし、大きく成長することができますね。
そして「見放された」と思う時でも、天は見放していないのです。天はあなたを信じているんです。
それを忘れないでください」

―物事がうまくいかないときは、どうしても焦ったりイライラしてしまいがちです。本書では「焦っている人からは悪い波動が出て、悪いことを余計に引き寄せる」ということを書かれていましたが、こういった焦りや苛立ちを鎮めるためにはどのようにすればいいのでしょうか。

柴村「まずは自分の機嫌をとることですね。ひとりさんのように、いつも楽しいこと考えたり、恋したり。音楽聞くのも、お風呂入るのも、おいしいご飯を食べるのもいいです。人のしあわせを願う行もいいですね。
私はどんなときも、タクシーに乗ったら必ず運転手さんを褒めたりしますね。そういうことをしながら、自分のエネルギーを充電することが大事です。楽しいと思ったら笑顔も出てくるし、天国言葉も出てくるし、優しい気持ちも戻ってきますから。
焦ったりイライラしている波動というのは、見える景色、引き寄せる人、全部イライラ波動から来るものしかやって来ないのですね。
まずはリセットして波動のチャンネルを変えないことには、その状態では何もやって来ません。
「成功は安らぎ」という言葉があるように、うまく行くときは安らいで、ゆったりしたいい気持ちのときの波動なんですね。そういう波動なら、同じものを引き寄せます」

―今は、一生懸命に働いてもなかなか収入増に結び付かない人が多くいます。こういった人が明るく毎日を過ごすために、柴村さんならどのようなアドバイスをしますか?

柴村「小さなしあわせを数えることから始めましょう。今日、目覚められて良かったな、会社に行けて良かったな、人に優しくできる自分がいて良かったなとか、小さなしあわせを数える癖をまずつけることです。
すると、どんどん豊かな気持ちが充満してきますし、豊かな気持ちになれたら豊かなものを引き寄せ始めますからね。まずは引き寄せるパワー。そこに重点を置くことですね。
物がない時代だって、戦争の時代だって、いつの時代も喜劇で生きた人にとっては喜劇でしたし、こんなに豊かな今も、地獄だと思って生きている人もいるんです。
どんなことも巻き起こす原動力のもとになるのは、自分の思いです」

―最後になりますが、読者の方々にメッセージをお願いできればと思います。

柴村「この本は私が一番書きたかった本です。ひとりさんが言うように、魂の夜明けを迎え、真理が伝わり始めた今、私たちは依存することではなく、お互いに自立し、自立した者同士が共存共栄し合いながら楽しく生きる。そして楽しく生きながら、魂の成長をする。
そんな時代を生きるみなさんのために、お役に立てるようにと思って書いた本なので、私も何回も読んでいますし、みなさんにもぜひ何回も、細胞にしみこむように読んでほしいです。
そのときあなたの考え方のソフトが変わり、人生が変わります。
本にあるように、自力だけじゃなくて本当の意味での他力をいかすことができたとき、たくさんの奇跡を起こせる人になります。
そして、その奇跡があなたの周りの人にいい影響を与え、しあわせのドミノが起きる。それがたくさんの人に起きてほしいと思います。
そのためにはまず、私もみなさんも、しあわせになること。そこがすべての原点だと思います。
そしてこの地球という星がさらに高度に、楽しく魂の修行ができる場所になったらいいなと思います。
今世はかなわないとしても、来世また生まれ変わって来たときには地球村でなく「わくわくランド」になっているかもしれませんね(笑)
そして「こんな素敵な地球に生まれて良かった」って言える世界ができていたらいいなと思います。
そのためにも私は今世この本をしっかり広げ、みなさんと共に楽しみながら人生を極めて行きたいと思います。
追伸ですが今、私はひとりさんを3倍広げようと思っているので、賛同される方はしあわせ配達人として3人の方に伝えてくれるとうれしいです!よろしくお願いしま~す!」
(新刊JP編集部)

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