女性と男性が対等に仕事をしたり、女性が男性より先に昇進したり、ということはもう珍しいことではありません。
ただ、まだまだ日本は男性優位の組織は多く、女性が能力だけを武器に男性と張り合っても職場で受け入れられなかったり、孤立してしまう可能性も。その意味で、「男性に応援される」というのが、今の日本で女性が活躍するために不可欠なのかもしれません。
『なぜか好かれる「ココロ美人」になる5つの幸せオーラ』(学研パブリッシング/刊)は「言葉遣い」「考え方」「態度」など、男性から好感を持たれ、応援される女性の振る舞いについて紹介されています。
今回はその中から「言葉遣い」をピックアップ。すぐにでも使える職場での言葉遣いを探してみました。
■「ヤバい」「マジで?」はNG
どんなに仕事ができたとしても、どんなに容姿が美しくても、言葉づかいが汚いと魅力は半減してしまいます。
最近は女性も「ヤバい」「マジで?」といった言葉を使いますが、これは上品な言葉遣いとはとても言えません。「そんな言葉を使うのは親しい友人といる時だけで、オフィシャルな場ではきちんとした言葉遣いをしている」という人もいて、それはそれで悪いことではありません。ただ、人は“慣れ”の生き物であり、口癖になっている言葉はなかなか抜けないもの。
知らず知らずのうちに職場で使ってしまっている可能性もありますし、普段からきれいな言葉遣いを心がけておくにこしたことはないのです。
きれいな言葉遣いは、そのまま自分の魅力になると心掛けましょう。
■前向き言葉をつかう
ネガティブなことばかり言う人より、前向きな言葉を使う人の方が、一緒に働いていて気持ちがいいのは男性も女性も同じでしょう。
たとえば、「密にコミュニケーションを取らないと対応できなくなりますよ」と「密にコミュニケーションを取って、万全の体制で盛り上げていきましょう」では、受ける印象がまったく変わります。
どちらが同僚や上司から好かれる言葉遣いかは、言うまでもありませんね。
■「でも」「だって」を言わない
無理なお願いをされた時や誰かに怒られた時、ついつい「でも、予算がないと厳しいです」「だって時間的に無理です」と言い返したくなります。しかし、この「でも」「だって」を使わないようにすることで、あなたの印象はグッと良くなるはずです。
なぜなら「でも」「だって」の後に続くのはほとんどが「できない理由」でありネガティブな言葉。
これを飲み込んで、「それですと、○○という理由で無理が生じるかと思います。ですから○○したらいかがでしょうか」と、提案型の言い回しにすることで、相手を否定することなく自分の意見を伝えることができます。
■男性が思わず応援したくなる魔法の言葉
男性から協力してもらえる女性の特徴は、「人から頼られることによって力を発揮する」という彼らの性質を理解したうえで、彼らを喜ばせるセリフを言ってあげられること。
たとえば重い物を運ぶ時は「ちょっと重いから助けてもらえる?お願い!」と頼んでみたり、頼んだことをしてもらったら「男らしい!さすが!」と褒めたり、ということです。
このように、ただお願いしたり、感謝するのではなく、ぬくもりのある言葉を少し足してあげるだけで、男性を味方につけることができるのです。
著者の林志英さんは23歳で中国から日本に留学、その後「フォーマル子供服専門店KAJIN」を創業して活躍している、まさに「仕事で成功している女性」です。
そんな林さんだからこそ言える、男性を味方につける振る舞いは、「女を武器にする」こととはまた違うしなやかさと気品があり、男性でも女性でも好感が持てるはずです。
(新刊JP編集部)
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