成功者と言われる人たちは、その言葉や立ちふるまいや風格の部分から、どこか普通の人とは違う雰囲気を漂わせています。その人のことを全く知らなくても、「おや、この人何か違うな」という印象を受け、いつの間にか惹きつけられてしまっているのです。
では、成功者と同じように「オヤ?」と思わせる人間になるには具体的にどのようにすればいいのでしょうか。
『ツバメの法則 成功者が必ずやっている3つの秘密』(西田文郎/著、徳間書店/刊)で、著者の西田氏はまず「誰も描かないような大きくてオリジナリティに溢れた夢」をあげ、さらに4つの「センス」を持っていると良いと述べています。
ここでは人を惹きつける4つのセンスをご紹介しましょう。
(1)会話のセンス
人から注目してもらうために会話センスは必須。人を惹きつける会話ができれば、成功者へ近づけるはずです。では、そのセンスを身につけるにはどうすればいいのでしょうか。
西田さんいわく「知性」が大事だそう。「知性」と聞くとレベルが高そうに聞こえますが、何かひとつ、何でもいいから誰にも負けないもの、こだわっているものがあればOKです。
それは、ビジネスに関係ないものでも大丈夫。その代わりに「誰も知らない情報」であることが大切です。さらに自分が体験して会得した生の情報だとさらに貴重になります。成功者は生の情報に敏感だからです。
(2)容姿のセンス
とびきりの美人やイケメンならば、それだけで人が寄ってきます。しかし、そうでなくても、人を惹きつける力を持っている人もいますよね。
そもそも「センス」に答えはありません。いかに自分を表現できるか、それが大事です。そのためには「人と違う」ということを第一に考えて、自分自身も面白がってセンスを磨くことが重要です。
(3)品性のセンス
品性がある人は、すごく身なりが地味でも「おや?」と気付かれます。
ただ、品性は育ちなどによって大きく変わってくるものですので。つけ焼き刃では人を惹きつけることは難しいはず。品性のセンスを高めたい人は、本当に品性のある人が出入りする場に行ってみるといいと西田さんはいいます。そこでじっと観察してみましょう。風格の違いが分かってくるはずです。
(4)持ち物のセンス
最後に「持ち物」ですが、そのセンスをあげる最も手っ取り早い方法が、高価なものを身につけることです。
特に男性の経営者に多いのが「時計」ですが、もし良い時計を買ったとしても、競争相手が多いため、1000万円以上はする時計を日常的につけないと、差別化はできません。
それに、ただ目立つために無理やり高いものを買っても、脳は喜びません。どうせお金を使うならば自分の好きなことに費やすのです。
成功者は周囲からも一目置かれる存在であり、常に人々の目を惹きつけます。そうした彼らの振る舞いを少しでも身につけることで、センスを磨くことができます。
そこで何よりも大事なのは、脳を常に「快」状態にしておくということ。会話も容姿も持ち物も、自分の好きなものを突き詰めたり、面白いと思うことをしたり、投資をしたりすることが大事です。
西田さんは「成功者は脳が『不快』な人たちとは群れない」と述べています。
まずは成功者としてのセンスを磨くために、自分の好きなことから取り組んでみてはいかがでしょうか。
(新刊JP編集部)
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