人は人生において二つの大きな転換期を迎える。一つ目は45歳の人生の折り返し地点。ここでの「知的再武装」で、何をどう学ぶべきか。2人の達人が、秘中の策を惜しげもなく教えてくれる。それだけなら、よくあるガイド本でしかない。2人が提案するのは、学び直しに当たって、何を準備するか、いかにして継続させるかだ。そのための方策は細部にわたる。
二つ目に重要なのは、60もしくは65歳で定年を迎えてから。ここに人生の最大の正念場が待ち構えている。「60の壁」である。対処を間違えると、その後の人生はかなり悲惨なものになりかねない。最大の関門は家庭だ。ビジネスパーソンが家庭に入り込むのがどうして難しいのかを本書は明らかにする。それを乗り越えるには三つの対話術が必要なのだ。定年から始まる長い長い第2の人生を、心の健全さを保ちながら生きていくためにどうすればいいのか。本書はよりよく生き、よりよく死んでいくための必読の書だ。
産業経済新聞社発行が発行する、首都圏・近畿圏を中心に販売されているタブロイド判夕刊紙。ターゲットは30代~60代を中心とした都市型男性ビジネスマン。 WEB版は「ZAKZAK」(http://www.zakzak.co.jp/)で、紙面と同じ記事だけでなく、WEBオリジナルの記事も人気。 書評は毎日掲載しており、紙面ではこのコラムで掲載されたもの以外も読むことができる。
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