昨年、最も注目されたお金の話題といえば「老後資金二千万問題」。公的年金だけでは老後の生活費が夫婦で約2000万円不足すると指摘した金融庁の審議会の報告書に批判が相次いだ。年金だけでは老後資金が不足し、年金財政が今後厳しさを増すのは自明の事実。現実から目をそらすだけでは何も解決しない。
では今、われわれ個人は何をすべきか。20年前に日本で初の独立系投資信託運用会社を立ち上げ、「市井の人々の財産づくりの支援」に邁進(まいしん)してきた著者が勧めるのが、「コツコツ長期投資」だ。良い企業の株式に投資して、長期保有の構えでじっくりと成長を持つ。あるいは、そうした企業に長期投資してくれる本格的な投資信託を10年、20年とコツコツ積み立てる。時間かけるほど複利効果で資産が大きく育つことが期待できるという。投資未経験でも、資産ゼロからでも始められる資産形成の方法を解説。お金の不安から自由になるための道を指し示す。
産業経済新聞社発行が発行する、首都圏・近畿圏を中心に販売されているタブロイド判夕刊紙。ターゲットは30代~60代を中心とした都市型男性ビジネスマン。 WEB版は「ZAKZAK」(http://www.zakzak.co.jp/)で、紙面と同じ記事だけでなく、WEBオリジナルの記事も人気。 書評は毎日掲載しており、紙面ではこのコラムで掲載されたもの以外も読むことができる。
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