世の中にはいろいろな形の一人暮らしがある。心から一人暮らしをしたいと思っている人もいるし、大人数の家族の家に育って、中年から老年にかけて一人で暮らさねばならない、という人もいる。別居や離婚で一人にならざるをえなかった人、一生独身で暮らす人、さまざまな理由から人は一人暮らしをはじめる。人間は一人で暮らすのが原型なのであろう。
2年前、夫を失ってから、はじめて一人の暮らしをはじめたという著者の現在の独白。一人になってはじめてわかること、一人の時間の上手な使いかた、孤独からまぬがれる方法、などがつづられている。
「環境の変化は残酷だが、変化に戸惑わなかった人の方が数としては少ないだろう。それは人間の運命として受諾しなければならないことかもしれない。少なくとも私の場合はそうだった」という著者の言葉は切実で深く優しい。一人暮らしをするすべての人への応援歌とも言える。
産業経済新聞社発行が発行する、首都圏・近畿圏を中心に販売されているタブロイド判夕刊紙。ターゲットは30代~60代を中心とした都市型男性ビジネスマン。 WEB版は「ZAKZAK」(http://www.zakzak.co.jp/)で、紙面と同じ記事だけでなく、WEBオリジナルの記事も人気。 書評は毎日掲載しており、紙面ではこのコラムで掲載されたもの以外も読むことができる。
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