谷洋子は1950年、22歳で渡仏、パリのキャバレー「クレージー・ホース」の踊り子から女優となり、欧米など約40本の映画に出演。日本初の国際女優の波乱の生涯(99年70歳で死去)を描くノンフィクションだ。
名画『天井桟敷の人々』のマルセル・カルネ監督に見いだされ、仏、伊、スペインなどで人気に。『バレン』(61年)など日本で公開された作品もあるが、欧米での知名度の高さに比べると、日本では無名に近い。著者は、日仏の関係者を丹念にたどり、国際女優の知られざる素顔を浮き彫りにしてゆく。
洋子の祖母(万世)は、長く行方不明だった鏑木清方の美人画「築地明石町」のモデル。母・妙子も大正・昭和初期を代表する美人。「女3代の美と愛のDNA」を受け継いだ洋子は、仏人気男優と結婚。離婚後は、仏の大富豪と暮らした。海外渡航が珍しかった時代に外国へ飛び出し、仕事に、恋愛にと、奔放に生きた女性の姿が実にカッコイイ。
産業経済新聞社発行が発行する、首都圏・近畿圏を中心に販売されているタブロイド判夕刊紙。ターゲットは30代~60代を中心とした都市型男性ビジネスマン。 WEB版は「ZAKZAK」(http://www.zakzak.co.jp/)で、紙面と同じ記事だけでなく、WEBオリジナルの記事も人気。 書評は毎日掲載しており、紙面ではこのコラムで掲載されたもの以外も読むことができる。
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