放送作家、作詞家、ラジオタレントなど、多彩な活躍で放送、芸能史に名を刻む永六輔氏。晩年は前立腺がんやパーキンソン病を患いながらも、自らを「パーキンソンのキーパーソン」と笑い飛ばし、亡くなる数カ月前までラジオに出演していた姿が印象深い。
本書は放送担当記者として約30年にわたって永に寄り添ってきたジャーナリストによる評伝。
「ラジオ屋」「遊芸渡世人」「反戦じいさん」「ジャーナリスト」などという側面から「六輔六面体」が描かれる。永の著作の中に残された言葉、著者自らが聞いた肉声、さらには親交のあった人たちの言葉を通して、その実像を浮かびあがらせる。三木鶏郎、中村八大、いずみたく、坂本九、渥美清、黒柳徹子、野坂昭如、小林亜星各氏...その交友の広さは戦後芸能史そのものを体現しているといってもいい。細部にも目が行き届いた決定的評伝の名にふさわしい1冊。
産業経済新聞社発行が発行する、首都圏・近畿圏を中心に販売されているタブロイド判夕刊紙。ターゲットは30代~60代を中心とした都市型男性ビジネスマン。 WEB版は「ZAKZAK」(http://www.zakzak.co.jp/)で、紙面と同じ記事だけでなく、WEBオリジナルの記事も人気。 書評は毎日掲載しており、紙面ではこのコラムで掲載されたもの以外も読むことができる。
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