「自衛隊の憲法明記」など安倍首相の憲法改正発言は、改憲問題における雰囲気を一変させ、憲法改正論議が加速している。著者は、「世界で日本国憲法ほど非常識な憲法はない」と言い切り、①内容、②制定過程、③憲法学者の3つを指摘する。
①は国防や緊急事態の規定がなく国民を守れないこと、②は国際法に反して占領中にGHQ(連合国軍総司令部)の意向を忖度(そんたく)して作られたこと、③は昭和20年8月15日に革命が起こり国民主権になったとか、北朝鮮と中国は人民主権の国だから日本には侵略してこないなどだ。
著者は、「外国人への地方参政権付与合憲説」を日本で最初に紹介した学者である。だが、その後、理論的反省と民主党政権時代の政策への危機感から、自説を撤回し、「外国人参政権違憲」の著書、論文を発表し、一躍注目された。その長尾氏だからこそ書けた憲法の欺瞞(ぎまん)を粉砕する書だ。
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