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「不適切な日本語」梶原しげる著

  「感動を与える」という表現をテレビで聞くと、なんとなく違和感を覚える、といった人も多いのではないか。感動って与えてもらうものなのかね、と。グルメリポーターの「こだわりの料理」という表現が気になる人もいるかもしれない。プロなんだからこだわって当然だろう、いちいち言うな、と。
 著者は、日常で感じた、こうした「ひっかかり」を逃さない。執着し、調べ、とことん考える。
 扱うネタは、他に「私たち入籍しました」「印鑑をお持ちください」という表現のどこが間違いか、といった誤用に関する話題から、NHK「クローズアップ現代」の国谷裕子キャスターが決して使わなかった言葉とは、といったコミュニケーションに関する話題まで多種多様。
 「粘着質」を自認する筆者がユーモラスかつうんちくたっぷりにつづる「日本語編執帳」である。筆者はフリーアナウンサーで日本語検定審議委員。
 

書名:不適切な日本語著者:梶原しげる発行:新潮新書定価:760円+税

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