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「お金持ちになるのは、どっち!?」 田口 智隆著

夕刊フジの書評から
2015/3/23
 　ピケティ氏の『21世紀の資本』が大ブーム。日本でも格差が広がったと聞く。どうすれば「トップ１％」の大富豪の仲間入りできるのか。ヒントになりそうな本が出た。
　著者は借金500万円を抱えたことをきっかけに、経済的な自由を手にしようと3000人のお金持ちの教えを請うた。永遠のテーマ「賃貸か？　持ち家か？」に始まり「クレジットカードは１枚？　５枚？」「家計の管理は、お小遣い制？　財布を握る？」など下世話なものまでさまざま。「どっち!?」形式なので選びながらサラッと読める。
　特筆すべきは投資の章。お金持ちの「株価の選び方」は、データよりも好きか嫌いかで決める。意外だが納得感のある説も。「REIT」やFX、投資信託など具体的な投資手法もすすめているので、老後資金を作る手始めの１冊としても最適。インフレ時代を生き抜くお金持ちのモノサシが学べる。

書名：お金持ちになるのは、どっち! ?
著者：田口 智隆
発行：SBクリエイティブ
定価：1300円+税

夕刊フジ

産業経済新聞社発行が発行する、首都圏・近畿圏を中心に販売されているタブロイド判夕刊紙。ターゲットは30代～60代を中心とした都市型男性ビジネスマン。 WEB版は「ZAKZAK」（http://www.zakzak.co.jp/）で、紙面と同じ記事だけでなく、WEBオリジナルの記事も人気。 書評は毎日掲載しており、紙面ではこのコラムで掲載されたもの以外も読むことができる。

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夕刊フジの書評からの一覧

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『伝説の経営者100人の世界一短い成功哲学』　田原総一朗著
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『書籍　強・金・龍』　竜庵著
　打合せの最中、突然、お告げが降りてきたかのように、竜庵氏が叫んだ。どんな苦難をもはね返す強運。たくさんの富を得る金運。「龍」は、宇宙とつながりながら、自分の中に眠るエネルギーであると氏は説く。 　タイトルは、まさに宇宙とつながった、氏の...
『アンダードッグス』　長浦京著
　このところ、香港をめぐって衝撃的な報道が続いている。一国二制度の危機といえる状況だが、この制度が始まったのは、イギリスから中国に香港が返還された1997年だ。 　本書は、そんな返還前夜の混沌（こんとん）とした香港を舞台に、世界を揺るがす...
『「鬼滅の刃」の折れない心をつくる言葉』　 藤寺郁光 著
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『72歳、今日が人生最高の日』　メイ・マスク著、寺尾まち子・三瓶 稀世訳
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