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「シャーロック・ホームズ 神の息吹殺人事件」 ガイ・アダムス著

  名探偵の代名詞といえば、やはりシャーロック・ホームズ。長きに渡って人気があったが、ここにきて英国BBCが制作した"現代版シャーロック"が、演じた俳優・カバーバッチ人気とあいまって、再び注目が集まっている。三谷幸喜による人形劇もあったり、パブがオープンして盛況だとも伝えられている。そのシャーロックをオリジナルの雰囲気を残しつつも、現代の読者にもより親和性高く復活させようと試みたのが、本作の著者ガイ・アダムス。
 新世紀幕開け直前のロンドンを舞台に、まるで"神の息吹"が殺したかのような死体の謎にシャーロックと相棒ジョン・ワトソンが挑んでいく。超常現象やオカルトをうまく取り込んだ筋運びはなかなかのもので、2人とそれを取り巻く人物たちも生き生きしている。秋の夜長にお酒片手に推理を楽しんでみては?

書名:シャーロック・ホームズ 神の息吹殺人事件
著者:ガイ・アダムス
発行:竹書房文庫
定価:750円+税

夕刊フジ

産業経済新聞社発行が発行する、首都圏・近畿圏を中心に販売されているタブロイド判夕刊紙。ターゲットは30代~60代を中心とした都市型男性ビジネスマン。 WEB版は「ZAKZAK」(http://www.zakzak.co.jp/)で、紙面と同じ記事だけでなく、WEBオリジナルの記事も人気。 書評は毎日掲載しており、紙面ではこのコラムで掲載されたもの以外も読むことができる。

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