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「60歳までに知らないとヤバい定年再雇用の現実」 榎本雅一著

  定年後の働き方に関する本は多いが、これほど現場の話が豊富な本は珍しい。再雇用後に嘱託として企業で働いている人々のエピソードがリアルに描かれている。高年齢者雇用アドバイザーとして、300社以上を調査した著者の実績があるから書けるのだろう。
 現在、各企業には基本的に65歳までの雇用が義務付けられている。しかし本書によると、約8割の企業は60歳前後で1度定年させ、低い条件で再雇用する人事制度をとっている。そこでは、「60歳前と変わらず頼りにされて元気に働いている定年者」がいる一方、「冷たく扱われ、しまいに退職を選ぶ人」もいるという。その差を分けるのは「自分の食い扶持を稼ぐ意識を持っているかどうか」と分析している。いつまでも管理職意識が抜けない人は、上司や同僚の評価が低いようだ。彼らの辛口のコメントも豊富で、反面教師として心得たい。高齢者とその予備軍に役立つ1冊だ。


書名:60歳までに知らないとヤバい 定年再雇用の現実
著者:榎本雅一
発行:角川SSC新書
定価:800円+税

夕刊フジ

産業経済新聞社発行が発行する、首都圏・近畿圏を中心に販売されているタブロイド判夕刊紙。ターゲットは30代~60代を中心とした都市型男性ビジネスマン。 WEB版は「ZAKZAK」(http://www.zakzak.co.jp/)で、紙面と同じ記事だけでなく、WEBオリジナルの記事も人気。 書評は毎日掲載しており、紙面ではこのコラムで掲載されたもの以外も読むことができる。

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