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「労組出身社労士が初めて明かす伸びる会社の黄金サイクル」 工藤一樹著

  労使関係も、「所詮は人間関係」だと、著者は断言する。難しさや複雑さを感じるのは、関係がこじれてから振り返るため、余計にそう思うだけのこと。「夫婦関係も同じです。離婚に至るほど関係がこじれてから、事を振り返るから手遅れなのです」。経営者と社員も一緒。
 「大切にされていない」と感じた社員は決して社長の味方にならず、会社のため、社長のために働くわけがない。よって、会社の業績がよくなることもない。そんな負のスパイラルとは正反対に、業績をアップさせる「黄金サイクル」を、労働組合出身社会保険労務士の著者は発見した。
 黄金サイクルの入り口となるのは、必ず「社員満足」でなければならないという。経営者が顧客や株主を第一に考えれば、社員との良好な関係づくりがおろそかになる。入り口さえ間違わなければ、業績の向上はそう難しいことではないようだ。

書名:労組出身社労士が初めて明かす伸びる会社の黄金サイクル
著者:工藤一樹
発行:合同フォレスト
定価:1400円+税

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