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「インバウンド」阿川大樹著

 「余計なことかもしれないけど、コールセンターだけはやめといたほうがいいよ」
 東京の会社をリストラされ、親に内緒で故郷・沖縄に戻ってきた主人公の上原理美は、職探し中にたまたま入った食堂の"オバア"からそう忠告を受ける。オバアの言葉を気にしつつ、それでもハローワークから勧められたコールセンターで働き始めた理美。クライアント企業の代理として、消費者からかかってくる問い合わせや商品注文等の電話対応をするのが業務内容なのだが・・・。
 「客への真心より演技の上手さが大事」「本名ではなく偽名を名乗れ」―。
 コールセンターの知らされざる内幕を舞台に、ひとりの女性の成長を描いた青春小説。

書名:インバウンド
著者:阿川大樹
出版社:小学館
定価:1365円

夕刊フジ

産業経済新聞社発行が発行する、首都圏・近畿圏を中心に販売されているタブロイド判夕刊紙。ターゲットは30代~60代を中心とした都市型男性ビジネスマン。 WEB版は「ZAKZAK」(http://www.zakzak.co.jp/)で、紙面と同じ記事だけでなく、WEBオリジナルの記事も人気。 書評は毎日掲載しており、紙面ではこのコラムで掲載されたもの以外も読むことができる。

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