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「マンボウ最後の家族旅行」北杜夫著

 昨年10月に死去した北杜夫さんの絶筆を含む最後のエッセー集。病に冒されながらも、最期まで家族と旅行を楽しみ、突然、逝ってしまったマンボウ先生。一家のドタバタぶりが独特の洒脱なタッチで描かれる。
 マンボウ先生の一族と言えば、ユニークな人材ぞろいだ。父親で歌人の斎藤茂吉をはじめ、80歳近くになって南極旅行に出かけてしまうトンでる母の輝子、兄は、飛行機オタクで精神科医の斎藤茂太。そして、ご本人・・・。
 その遺伝子をしっかと受け継いでいるらしい娘、由香さんの"大活躍ぶり"が父の筆で存分に語られる。強引さを愚痴りながらも、実は娘のお節介がまんざらでもないマンボウ先生。多分、家族に囲まれて最高の晩年だったに違いない。


書名:マンボウ最後の家族旅行
著者:北杜夫
出版社:実業之日本社
定価:1260円

夕刊フジ

産業経済新聞社発行が発行する、首都圏・近畿圏を中心に販売されているタブロイド判夕刊紙。ターゲットは30代~60代を中心とした都市型男性ビジネスマン。 WEB版は「ZAKZAK」(http://www.zakzak.co.jp/)で、紙面と同じ記事だけでなく、WEBオリジナルの記事も人気。 書評は毎日掲載しており、紙面ではこのコラムで掲載されたもの以外も読むことができる。

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