本を知る。本で知る。

北海道新幹線に乗る前に読んでおきたい、ディープな函館ものがたり。

 函館のローカルマガジン『peeps hakodate』の編集部がつくりあげた、ディープな函館を紹介する本。有名な観光スポットを陳列して、どうぞとしている普通のガイドブックではありません。編集部の言葉をそのまま借りれば、この本に綴られているのは、「函館のあらゆる分野の歴史と文化と人が交錯する物語」です。

たとえば、函館のリノベーション建築。昭和9年築の海津福次郎の旧酒問屋を改装した、はこだて工芸舎は、ショーウインドウを設け、閉店後も照明をともして十字街の夜景に貢献しています。市民が愛した精養軒のパンの記憶をそのままに、函館出身の鞄デザイナーが自らのブランド「オジオ」のアトリエに変身させたストーリーもあります。

函館の美しい庭も紹介しています。見晴町の香雪園は、花見や遠足、昆虫採集、デートと、世代を超えて市民に愛される大庭園。八雲町の梅村庭園は、地元の名士、梅村多十郎が遺しました。池を中心に園路を配した、いわゆる池泉回遊式庭園で、地元の造園師、野中松太郎が北海道の気候風土に則った庭を完成させました。

見ただけで食べたくなる焼き菓子も登場。柏木町のMimozaや元町のcafe D’iciをはじめとする名店のお菓子を紹介しています。函館の祈りの味、トラピストクッキーがおいしい理由のレポートもあります。焼き菓子ばかりではなく、色とりどりで目に麗しき和菓子も。函館4大和菓子に数えられる大沼だんごはその歴史をひもときます。

ほかにも今も健在である伝説のベーカリーをとり上げた「函館のおいしいパン」、粒うに、赤かぶ千枚漬け、川えび佃煮といったごはんの友の紹介記事、コーヒー好きは必読の函館珈琲物語、道南のみずみずしくておいしい野菜など、地元目線の貴重な情報が満載。函館に行く前にぜひとも読んでおきたい本です。

書名:函館をめぐる冒険編者:peeps hakodate(ピープス函館)発売日:2016/3/26定価:本体1500円(税別)
 

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