「知ってましたか? 中学、高校で習った英語。実はネイティブは使わないものばかりなのです…」
こうコメントするのは、アメリカ出身のデイビッド・セイン氏。セイン氏は、日本で25年以上の英語教授経験をもち、これまで多数の英語本を出版してきた人物です。
セイン氏によれば、「How are you?」は死語とのこと。「ごきげんいかが?」ではなく「ご機嫌はいかがでござるか」とネイティブには聞こえてしまうそうです。「Hi! How are you doing?」と言うようにしましょう。
また、日本人の英語は上から目線に聞こえてしまうものも意外と多いようです。「What’s your name?」は「あんたの名前、教えて」と、ぶっきらぼうな言い方になってしまいます。そうではなく、「I’m Katsuaki, Katsuaki Namiki. And you are?...」と、まずは姓と名が区別がつくように自己紹介してから名前を聞くと、好印象に聞こえます。
他にもあります。
◆「Do you have time?」は「何時ですか?」ではなく「ちょっと、遊ばない?」
◆「He’s dry.」は「彼はドライな性格だ」ではなく「彼はのどがかわいている」
◆「She is with child」は「彼女は子供といます」ではなく「彼女は妊娠しています」
と聞こえてしまうのです…。
この度発売した『mini版 爆笑! 英語コミックエッセイ 日本人のちょっとヘンな英語』(アスコム刊)には、このような日本人がついつい使ってしまうおかしな英語が、たくさん載っています。しかも、漫画形式なので楽しみながらすぐに読めてしまいます。ちなみに、上記の3つの正しい英語での言い方は、本書に載っています。
本書は30万部突破で話題になった漫画の、待望の文庫版。ネイティブと実際にしゃべる前に、本書を一読されてはいかがでしょうか。
書名:mini版 爆笑! 英語コミックエッセイ 日本人のちょっとヘンな英語
原案:デイビッド・セイン
漫画:中野きゆ美
発売日:2013/7/30
定価:680円(税込)