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部下のやる気を奪う上司 3つのNG発言

  • 書名 『人を追いつめる話し方 心をラクにする話し方』
  • 監修・編集・著者名ひきたよしあき
  • 出版社名日経BP

言葉は人をやる気にもさせるし、人からやる気を奪うこともある。

特にリモートワークが普及して同僚と顔を合わせることが減っている今、言葉の力が担うものはこれまで以上に大きくなっている。人を傷つける言葉や人のやる気を奪う言葉は、基本的には対面で言われようとモニタ越しに言われようと人を傷つけ、やる気を奪うものだが、それでも場の雰囲気というものが差し引かれることを考えて言葉を選びたい。

たとえば無意識に部下や後輩にこんなことを言ってしまっていないだろうか?

■育休から復帰した部下に上司が言い放った驚愕のひとこと

『人を追いつめる話し方 心をラクにする話し方』(ひきたよしあき著、日経BP刊)は、ビジネスシーンでよく見かける場面で、どんな言葉が相手にプラスに作用し、どんな言葉が相手の心を冷やしてしまうのかを解説する。

たとえば、こんなケースが出てくる。
育休が明けて職場に復帰した女性。「またバリバリ働きたい」とやる気満々で職場にやってきたが、上司からかけられたのはこんな言葉だった。

「まあまあ。当分、戦力にならないだろうから。しばらくは、お客さんでいいよ」

おそらく上司としては「まだ赤ちゃんも大変だろうから、ゆっくり仕事に戻るようにして構わないからね」と言いたかったのだろうが、「お客さんでいい」「戦力にならない」と言われた方はどう感じるだろうか。

上司の真意をくんでくれる部下ばかりとは限らない。普通の感覚なら、せっかくのやる気がしぼんでしまうはずだ。「期待しているよ」「無理はするなよ」だけで十分なのだ。

■「伸びしろがあるから叱っているんだ!」

また、ミスをした部下を叱った後のこんなセリフ。近年だいぶ減ってきたようにも思えるが、まだまだ叱る時の「締めの言葉」として使われている。

「俺は、伸びしろがあると思うから叱っているんだぞ!」

上司が伝えたいのは「期待している」ということなのだが、せっかくポジティブな気持ちを持たせる

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