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炭水化物は「冷まして」食べる 夏にぴったりな健康ヤセ食習慣

  • 書名 『腸活先生が教える病気を遠ざける食事術 炭水化物は冷まして食べなさい。』
  • 監修・編集・著者名笠岡誠一
  • 出版社名アスコム

■「炭水化物断ち」に潜む危険性

今年の夏は外出の機会が減って、運動不足になりがち。
巣ごもり生活が続くと、ついつい食べ過ぎて、体重の増加が気になるところです。

となると、ごはんにパスタ、ラーメンにうどんなど、糖質たっぷりの炭水化物は「太りやすいから」と食べるのを我慢しがちですが、『腸活先生が教える病気を遠ざける食事術 炭水化物は冷まして食べなさい。』(アスコム刊)によると、これは危険なのだそう。

最新の栄養学では、炭水化物をしっかり食べないと、体に大きな負担がかかること、体調が悪化し、体重まで増加してしまう可能性などが指摘されています。

実は、炭水化物には「食物繊維」がたっぷり含まれています。日本人がいちばん食物繊維を摂っている食品は、意外にも「お米」です。だから食事からご飯を抜くと、食物繊維不足に陥りやすく、腸内環境が乱れたり、体調不良の原因になってしまいます。

■冷ますとハイパー食物繊維に変身する!

ただ、炭水化物を食べるときは、ちょっとした工夫が必要です。
それは「冷まして食べる」こと。

本書の著者で文教大学教授の笠岡誠一さんによると、炭水化物は冷ますと、レジスタントスターチという成分に変化するそう。このレジスタントスターチは、腸のすみずみまでキレイにしてしまうことから、「最強の食物繊維」との呼び声もあります。

通常の食物繊維は、大腸のいちばん下の直腸には作用しづらいのですが、レジスタントスターチなら直腸までキレイにすることができるそうです。

■なぜ、レジスタントスターチでヤセられるの?

レジスタントスターチをダイエットに利用できる理由として、笠岡さんはこんな点を挙げています。

1、レジスタントスターチは、普通の炭水化物に比べて、カロリーが半分
2、血糖値が上がりにくく、内臓脂肪が燃える
3、腸の「やせ菌」が増えて、太りにくい体になる
4、腸から食欲を抑える「やせホルモン」が分泌される
5、便通が良くなり、ポッコリお腹が解消する
6、腹持ちがいいため、「食べすぎ」や「間食」をしないで済む

また、レジスタントスターチはダイエット効果だけでなく、「腸の有害物質の除去」「免疫力アップ」「大腸がんリスクの軽減」「糖尿病の予防」「骨粗しょう症の予防」など、さまざまな健康効果も期待できるそうです。

ご飯なら、常温か冷蔵庫で1時間おいておくだけ。
ラーメンなら、つけ麺、冷やし中華に。
パスタなら、アルデンテにゆで、冷製パスタに。
うどんやそばなら、乾麺を使って、冷やしメニューに。
ジャガイモなら、冷たいポテトサラダに。

ただ冷ますだけなので簡単ですし、冷たい炭水化物を使う料理にはたくさんのレパートリーがあります。

『腸活先生が教える病気を遠ざける食事術 炭水化物は冷まして食べなさい。』には、レジスタントスターチを生活の中に上手に取り入れるためのさまざまな方法が紹介されています。猛暑の今は、冷たいメニューを食事に取り入れる絶好のチャンス。炭水化物は我慢せず、「冷まして」食べて、健康的なスリムボディーを目指してみましょう。

(新刊JP編集部)

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