「恋愛はしているけれど結婚にはなかなかいたらない」
「ずっと婚活しているけれど、いい出会いがない」
人生にとって大事なイベント「結婚」だが、こうした悩みを抱えている人は少なくない。ではなぜ、婚活につまずいてしまうのか?
「普通の男性と普通の結婚でいい」という女性も増えてきたが、みなさんの求めている「普通」は、実は「普通」ではない――そう言うのが、『『普通』の結婚が、なぜできないの?』(WAVE出版刊)の著者である婚活分析アドバイザーの三島光世氏だ。
「普通ではない」というのは一体どういうことなのか?
三島氏は婚活中の女性がなかなか結婚にいたらない理由を2つあげる。
1、「普通」の基準が普通ではない
結婚に対して「普通のこと」と思い込んでいるものは、実は間違っている情報や常識であるということ。
2、自分を「客観的」に見ることができない
目の前の男性を「いまいちだな」と思っていても、実は周囲からは「ふさわしいカップルだな」と思われている可能性が高い。さらに、相手も自分のことを「いまいちだな」と感じている可能性も。
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「普通の基準が普通ではない」とはどういうことなのか。結婚相談所では、ほぼ必ず相手の男性に求める年収を聞くが、三島氏によれば、、多くの女性が「年収600万円以上」「年収500万円以上」を希望するという。そして「この時点で普通ではない」と述べる。
なぜなら、具体的に婚活している男性は「年収400万円以上」がメイン。実際には「年収300万円代以下」の男性も多くいるが、結婚相談所に登録できない場合もあり、婚活市場には出てこられない。
30代の男性で年収500万円以上を稼いでいる人は「かなりすごいほう」と三島氏。現実の数字を見ると、まずは「普通の年収」の基準を改めることからはじめなければならない。 また、お金ばかりを求めると「見落とす幸せがある」と三島氏は語る。もちろんお金は生活する上での基盤になるが、あくまで「目先の話」になってしまう。結婚相手の年収が将来上がるとは限らないし、下がる可能性もある。だからこそ、年収以外のメリットに目を向けることが重要だ。
本書では「婚活メモ」というメソッドを使い、結婚までの道筋を歩むための考え方、方法がつづられている。
メモを使うことで冷静に自分や相手を分析することができるだろう。年収以外のメリットに注目していくと、相手のことをもっと幅広い視野で見ることができるはずだ。
思い込みから抜け出し、客観的に自分自身を見つめる。年収以外にも価値はたくさんある。「普通の結婚」ではなく、自分の結婚、そして自分にとっての幸せを考えるためにもメモは大事になるはずだ。
(新刊JP編集部)
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