「高野豆腐」といえば、大豆を原料とした日本の伝統食材で、テレビでヘルシーさが話題になり、品薄になるほど注目を集めたこともあります。
そんな高野豆腐の持つダイエット効果に30年前から注目しているのが、2万5千人以上の肥満患者を診てきた医師・土田隆さんです。
土田さん本人もかつては身長163㎝・体重88㎏の肥満体だったとか。その経験から自らを実験台にさまざまな食事療法を試した結果、「高野豆腐こそ最強のダイエットフード」という結論にたどりついたといいます。
ただし、高野豆腐は煮物や汁物のイメージが強く、料理のレパートリーが広がりません。
「もっとおいしく、楽しく、ワクワクしながら高野豆腐ダイエットをできないだろうか?」
そう考えた土田さんは、『肥満治療の名医が考案 たった2週間で内臓脂肪が落ちる高野豆腐ダイエット』(アスコム刊)の中で、粉豆腐を使った「即やせパウダー」を考案しています。(※粉豆腐とは、高野豆腐の栄養素はそのままに、料理に使いやすいようパウダー化したものです)
そもそも、高野豆腐の魅力とは何でしょうか? 土田さんは次のように言います。
● タンパク質量は同じ大豆食品の木綿豆腐の約7倍
● 糖質量は白米の約20分の1
● 血中の中性脂肪やコレステロールの抑制効果が期待できる
● 内臓脂肪を減少させ「やせホルモン」と呼ばれる成分の分泌を促すことを期待できる
リバウンドの大きな原因の一つは、脂肪と一緒に筋肉まで落として基礎代謝が下がってしまうこと。その点、高野豆腐は豊富なタンパク質がしっかりと筋肉を維持・増強し、リバウンドにしくい体づくりに貢献します。
また、100gあたりの糖質量は3.9gしかなく、ダイエット食品として人気のおからパウダーと比べても約3割減という低数値。
水分を含んで膨張することによる満腹効果も得られ、自然に食事量を減らすことができます。高野豆腐の健康パワーはまさに「和のスーパーフード」といえるでしょう。
そんな万能食材・高野豆腐の効果をさらに高めるために、本書では「即やせパウダ―」が考案されています。
作り方はとても簡単。市販の「粉豆腐」に、粉末化した唐辛子、かつおぶし、干しシイタケを混ぜるというものです。
①唐辛子のカプサイシがダイエット効果を強化
②干しシイタケのビタミンDが粉豆腐に豊富なカルシウムの吸収を促進
③かつおぶしの成分「ヒスチジン」が食欲を抑制
④うまみたっぷりのパウダーだから、どんな料理にも取り入れられる
こういった相乗効果が生まれると土田さんは述べ、高野豆腐を単品で食べる効果をはるかに上回ると言います。
「即やせパウダー」の摂取目安は、1日に高野豆腐1枚分(16.5g)。毎日大さじこんもり(軽く山盛もり)3杯で、必要量を摂ることができます。
「ごはんや麺のかさ増しに」「ひき肉料理に混ぜ込んで」「小麦粉代わりに」と使い勝手は抜群で、いつものみそ汁やスープに入れてサッと1杯飲めば、忙しい朝の強い味方になってくれます。
「ふっくら満腹ドライカレー」同書74ページ
春に向けて少しずつ体重を落としていきたいこの季節は、「即やせパウダー」できれいに、健康的に痩せてみてはいかがでしょうか。
(新刊JP編集部)
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