本格的な冬が到来し、寒さが身にしみるこの頃。
厚着やマフラー、カイロなどで防寒対策をしていても、常に「冷え」を感じている人は多いのではないでしょうか。
体が冷えてしまうのは、寒さだけが原因ではありません。じつは、ふだん何気なく行っている生活習慣が、体を「冷えやすい体質」にしているかもしれないのです。
『女性のための骨盤とおなか「温活」術』(わかさ出版刊)では、自然療法が専門の石原結實さんをはじめとした専門家たちが、体が冷えるNG習慣やセルフケア方法を紹介。ここでは、冷え体質になりやすいNG生活習慣をピックアップしましょう。
まずは体を冷やす食生活。もちろん冷たい飲み物や食べ物は体を冷やしますが、それ以外にも、体を冷やす性質をもつといわれる食品があるそうです。例えば、果物や野菜については以下のものがあげられています。
果物:ミカンやマンゴーなど、南方産の果物
野菜:レタスやセロリなどの葉物野菜
反対に、体を温める性質をもつ果物や野菜もあります。果物であればリンゴやプルーンなどの北方産のもの。また、野菜であればゴボウやニンジン、ショウガ、イモなどの根菜には、体を温める働きがあるといいます。
また、軟らかい食べ物ばかり食べるのも、冷え体質につながりやすいと本書。かむ行為は一種の運動なので、よくかめばかむほど体は温まりやすくなります。なるべく硬いものも食べるように心がけ、意識してよくかむようにしましょう。
また、運動不足も冷えを助長します。運動不足だと、発熱器官である筋肉があまり使われないからです。
とはいえ、激しい運動をする必要はありません。例えば、ウォーキングを毎日10分程度行うだけでも体はポカポカと温まります。さらに、筋肉は体の中でも太ももに特に多いので、太ももを使うスクワット運動は、冷えの解消に最適なのだとか。
寒い冬は体を動かすのがおっくうになる人も多いでしょう。しかし、体の血流を促すために、適度な運動を心がけてみてはいかがでしょう。
最後に、入浴習慣です。湯船に浸からず、シャワーだけで入浴をすませると、体は冷えやすくなります。シャワーだけだと体の表面しか温められないので、すぐに湯冷めしてしまうのです。
冬の寒さからくる冷えは、きちんと湯船に浸かって解消しましょう。
ここであげたようなNG習慣を避けるだけでも、冷え体質の改善が期待できるといいます。さらに、『女性のための骨盤とおなか「温活」術』では、体を温める簡単なセルフケアや食事法などを多数紹介しています。
「冷えは万病のもと」ともいわれるくらい、冷えはさまざまなトラブルや症状を引き起こすおそれがあります。体の血流を促す生活習慣をとりいれて、寒い冬でもポカポカな体をめざしてみてはいかがでしょうか。
(新刊JP編集部)
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