「物事をついマイナスに考えてしまう」「自分に自信が持てない」「イライラやプレッシャーで押しつぶされそう」「ここぞ!という時に失敗してしまう」…など、仕事や日常生活の中で落ち込んだり、ネガティブになってしまうことは多いもの。
そんなとき、「どうせ自分はネガティブだから」「ポジティブになるなんて無理」と諦めていませんか?でも、実は「ポジティブな心」は、自分で作ることができるのです。
『たった一度きりの人生をマックスに!ポジティブ会議』(アスコム刊)では、脳のスペシャリスト・茂木健一郎氏と、日本一熱い男・松岡修造氏が、「脳も心もポジティブになる方法」を伝授してくれます。
普段からなかなか前向きになれない人は、こんな方法を試してみては?
■ネガティブはポジティブのパワーになる
なにかと悪者にされがちなネガティブですが、実はネガティブな感情が強いほどポジティブな感情も強くなります。マイナスとプラスは表裏一体なのです。
たとえ、失敗したり、自分にとってよくない結果が出てしまったとしても、その事実を受け止め、しっかりと向き合えば、ネガティブな気持ちはポジティブな行動のパワーになります。ネガティブを栄養分として、ポジティブを大きく育てていきましょう。
■ストレスやプレッシャーはチャンス!
会議でのプレゼンテーションや、大勢の前でのスピーチなど、緊張やプレッシャーで押しつぶされそうになる場面では、「失敗したらどうしよう…」とネガティブになりがち。
でも、そういう気持ちの裏側には、「うまくやりたい」「成功したい」という前向きな感情が隠れています。
「どうでもいいや」と思っているときには、ストレスも緊張もないはず。松岡氏が「緊張してきた。よっしゃー!」と自分を鼓舞するように、成長できるチャンスとしてポジティブにとらえましょう。
■決断力を鍛えたければ「メニューを5秒で決めろ!」
人生をポジティブな方向に進めていくためには、決断力が大切。
松岡氏は現役時代、決断力を鍛えるために、レストランのメニューを5秒で決めるというトレーニングを行っていたのだそう。始めたばかりの頃は「やっぱりAじゃなくてBだったかなぁ」と後悔することもあったそうですが、トレーニングを継続していくと、選んだメニューに後悔することが少なくなり、集中して瞬時に全体を見渡せる視野の広さも身についたといいます。
日ごろから決断力を鍛えておけば、ここぞ!というときに自分にとって最善の選択ができるようになるはずです。
ミスターポジティブというキャラクターがすっかり定着している松岡氏ですが、もともとは消極的で弱い人間だったといいます。彼の数々の「修造語録」は、どうしたらポジティブになれるのか試行錯誤する中で、自分自身を奮い立たせるために作り出してきたものなのです。
本書では、そんな松岡氏の「ポジティブ思考」の秘密を茂木氏が脳科学の観点から分析。「脳はポジティブとネガティブを区別できない」「脳には無限に変わっていける性質がある」など、脳に関する驚きの事実や、今日から実践できる修造流のポジティブ術が多数掲載されています。
大型連休も終わり、もうすぐ梅雨入り。何かと気持ちが滅入りがちな時期ですが、ポジティブ日本代表2人のワザを取り入れ、もっと楽しく、前向きな毎日を過ごしてみませんか。
(新刊JP編集部)
『たった一度きりの人生をマックスに!ポジティブ会議』(アスコム刊)