共働きの夫婦が多い昨今、仕事の都合でどうしても家に帰るのが遅くなったり、用事で休みの日に出掛けたりすることで、子どもや自分のごはんをどうしようか悩んでいるお母さんたちは多いでしょう。
お留守番をしている子どもやお父さんに感謝の気持ちを込めて、家族が喜ぶような料理を出してあげたいもの。そこで参考にしたいのが『るすめしレシピ』(上田淳子著、自由国民社刊)です。
『るすめしレシピ』は、冷蔵庫から取り出してすぐ食べても美味しい料理をはじめ、作りおきにうってつけのレシピ集。まだ子どもが小学生低学年だと、電子レンジから熱くなったお皿を出すのが心配。あたためる手間のない作りおきレシピは特に重宝するはずです。
では、本書から一品ご紹介しましょう。
■チキンとブロッコリーのオーロラパスタ
調理時間は30分、冷蔵保存は2日間が目安です。
【材料(4人分)】
鶏ささみ…6本
ブロッコリー…小1株
ペンネ…150グラム
塩、こしょう…適量
オーロラソース
・マヨネーズ…大さじ5
・ケチャップ…大さじ2
・プレーンヨーグルト(無糖)…大さじ1.5
【作り方】
(1)ブロッコリーは小房に分ける。鍋に水2リットル、塩大さじ1.5(分量外)、ささみを入れて弱めの中火にかける。沸騰したらささみを取り出し、粗熱を取る。
(2)1の鍋にペンネを入れて、袋の表示どおりにゆでる。ゆで上がりの30秒前にブロッコリーを入れ、ペンネと一緒にザルにあげて水けをきり、粗熱を取る。
(3)1のささみの筋を取り除きながら、大きめに裂く。ボウルにオーロラソースと2を加え混ぜ合わせて、塩、こしょうで味を調えてブロッコリーをのせる。好みで粗びき黒こしょうをふっても美味しい。
この「チキンとブロッコリーのオーロラパスタ」は、著者の上田淳子さんの家庭では男性陣から大人気だそうで、ごはんなしでお腹いっぱいになる一品。肉の中でも脂が少ない鶏肉は、冷えたまま食べるおかずに一番向いているそう。食材ごとにプロならではのコツも紹介されています。
■もちろん「レンジであたため」や「鍋で加熱」レシピも網羅。
『るすめしレシピ』には72品のレシピが紹介されており、冷たいままで美味しい料理だけでなく、「レンジであたためるおかずセット」「鍋ごとあたためる簡単煮込み」「留守番する人が仕上げの調理をする」おかずも網羅されています。
例えば、「鍋ごとあたためる簡単煮込み」にはこんな料理が出てきます。
<野菜たっぷりパワフルカレー>
調理時間…30分、冷蔵保存…3日
<ストロガノフ風煮込み>
調理時間…20分、冷蔵保存…4日
すぐ食べられたり、比較的短時間でできる軽い煮込みおかず。ひとり鍋やるすめしパスタなど作り人も食べる人もハッピーになれるはず。また、お母さんだけでなく、お父さんや一人暮らしの学生、社会人にとっても重宝します。週末や平日の早く帰れた日に、料理をしたくなる一冊です。
(新刊JP編集部)
『るすめしレシピ』