「炊飯ジャー」はお米を炊くためだけの機器だと思っている人は多いだろう。実際、私もそう思っていた。しかし、『炊飯ジャーでスイッチひとつの魔法のレシピ―ほかほかの感動100レシピ』(主婦の友社刊)を開くと、それは単なる先入観だったことが分かる。
このレシピ集の特徴は、炊飯ジャーを使うことで様々な料理を作ることができるワザを教えてくれることだ。ワザといっても高度な技術は必要なく、下ごしらえをして、材料をジャーの中に入れてスイッチを押すだけ。そう、「材料を入れたらスイッチポン!で完成」なのだ。
では、どんなものが作れるのだろうか。新刊JP編集部が、本書から4つの定番レシピを厳選した。材料や調味料の分量などの詳細はぜひこの本を参考にしてほしい。
○ビーフシチュー
なんと炊飯ジャーでビーフシチューが作れてしまうというのだから驚きだ。
作り方はカンタン。フライパンでじっくり焼いた牛肉を炊飯ジャーにそのまま入れる。さらに、玉ねぎやマッシュルーム、にんにくもいためて炊飯ジャーへ。そしてトマトピュレ、赤ワイン、水、顆粒スープを加えて蓋を閉じ、ふつうに炊く。最後に塩とこしょうで味を整えて完成!
○ローストビーフ
続いてはローストビーフ! 炊飯ジャーの万能さ加減に驚きを隠せない。
牛肉は塩、こしょうで味をつけて、バターをひいたフライパンで各面2分ずつじっくりと焼き、炊飯ジャーに入れる。さらにそのフライパンで、すりおろした玉ねぎやにんにく、赤ワイン、しょうゆ、酢、はちみつ、ローリエを入れてひと煮立ちさせてから炊飯ジャーへ投入! 保温モードで15分保温、ふたをあけて牛肉を返し、さらに15分保温すると完成。ふたを開けると、絶妙な火かげんのローストビーフができているだろう。
○ぶり大根
もうすぐ冬も終わるけれど、これだけは食べておきたい! というわけでピックアップ。
まず大根を半月切りにする。炊飯ジャーには酒、しょうゆ、砂糖、水を入れてよく混ぜ、大根、こぶ、しょうがを入れる。クッキングシートで落としぶたをして、ふつうモードで40分。ぶりは一口大に切り、塩を振ってから熱湯をかけてきれいにして、しょうゆ、みりんで味つけをする。そして、炊飯ジャーのスイッチを切らずにふたをあけて、ぶりを入れて、さらに20分ほど炊いて完成! 器に盛り、ゆずの皮をのせれば、食欲も倍増だ。
○ポトフ
炊飯ジャーでポトフも作れてしまうという。何でもできる魔法の箱のように思える。
まずは玉ねぎ、にんじん、キャベツ、ベーコンを切って炊飯ジャーへ。さらに顆粒スープ、塩、粒こしょう、ローリエに鶏肉を入れて、水を5.5の目盛りまで注ぎ、ふつうに炊く。器に盛り、粒マスタードを添えて完成!
炊飯ジャーでの料理の魅力は、なんといっても手軽にできてしまうところ。タイマー機能を使えば、自分が帰ってくる時間帯にちょうど料理が完成!なんていうことも可能なのだ。油を使わないヘルシーな料理ができるので、健康に気を使っている人にも優しい。
このレシピ集、もちろんお米を使った料理もバリエーション豊富に揃っている。今日から炊飯ジャーを使って料理を楽しんでみてはいかがだろうか。
(新刊JP編集部)
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