ミュージシャンのDAIGOさんが、今年の日本テレビ系『24時間テレビ38 愛は地球を救う』(8月22日・23日に放送予定)のチャリティーマラソンランナーを務めることが決まり、話題を呼んでいます。昨年のランナー、TOKIOの城島茂さんは見事完走を果たしましたが、果たしてDAIGOはどのような走りを見せてくれるのでしょうか。
この24時間テレビのマラソン。毎年、ゴールの瞬間には見ている側に涙をさそいます。それだけ過酷ということなのですが、マラソンの世界には想像を絶する過酷なレースがあります。
それが、「ウルトラマラソン」です。
ウルトラマラソンとは、42.195キロを超える超・長距離マラソンのこと。
世界最長といわれる「The Self-Transcendence 3100 Mile Race」はなんと3100マイル(約5000km)もの距離を走ります。
また、「バッドウォーター・ウルトラマラソン」というレースは、最高気温摂氏50度、路面の温度は90度超、標高差3962メートルという環境下で、3つの山脈を越え、217キロの道のりを走り抜けるという過酷なものです。
そんなバッドウォーター・ウルトラマラソンをはじめとして、数々のウルトラマラソンを完走してきた著者による『違う自分になれ!ウルトラマラソンの方程式』(岩本能史/著、講談社/刊)には、著者自身のランナーとしてのキャリアやマラソンにかける思いが存分につづられています。
バッドウォーター・ウルトラマラソンのような極限の状況におかれると、脳はどのような働きをすると思いますか? このような状況になると、脳は命を守ろうとストップ信号を出し、幻覚や原因不明の痛み、食欲の低下、異様な眠気などを起こすそうです。
では、どうしてそんな過酷なレースで走り続けるのでしょうか。その問いに対して、岩本さんは本書で「もっと違う自分になれる気がするし、なろうと思う」と明かしています。長い距離を走る過酷なレースを通して自分を変える。つまり、「変身欲」です。
本書では「大事なのはレースに向かう姿勢、覚悟」「覚悟と準備に結果は比例する」「走り続けることというのは、学び続けること」など、アスリートならではの熱い言葉にふれることができます。
残暑厳しい時期に挑戦する24時間テレビのマラソン。これは相当過酷なものであるはず。ぜひ、DAIGOさんの走りを応援しましょう。
(新刊JP編集部)
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