年が明けて、今年はキャリアアップを目指したり、独立をしたりするために資格試験の取得に挑戦しようと決意している人はいるはずです。特に現代は「資格の時代」といわれているだけあり、自分の将来の働き方を考えたときに、資格を取得する必要性は高まります。
ただ、時間に追われているのが現代人。どうしても「仕事が忙しくて勉強できない」「なかなか勉強を続けられない」といった壁が立ちはだかりますよね。
バリバリ働きながら資格を取ることは本当に不可能なのでしょうか?
『深夜12時過ぎまで働くサラリーマンでも難関資格が取れる勉強法』(幻冬舎/刊)の著者である山田浩司さんは、資格試験の受験予備校講師。その道30年以上のベテランです。
これまで指導してきた10万人にも及ぶ受講生の中には、不動産会社の営業マンとして毎日終電近くに退社する日々を過ごしながら「宅建」に合格した人や、試験の内容と全く関係ない会社での業務をこなしながら半年で「行政書士」に一発合格する人などがいるそうです。
つまり、結論から言えば資格の取得に「忙しさ」は関係ありません。
勉強法を身につけることで、「忙しさ」をカバーすることができるのです。
■「長時間勉強しないと結果は出ない」という勘違い
資格試験をパスするためには、長時間の勉強が必要。そう思ってはいませんか? 山田さんは本書の冒頭で、それを真っ向から否定します。残業の多いビジネスパーソンでも、正しい勉強法を実践すれば、宅建や行政書士、社会保険労務士、フィナンシャルプランナーなどの難関試験に合格することは十分可能だと訴えます。
そもそも、忙しい人は予備校に通うことが時間的に難しいでしょう。そこで通信講座を使うことになるのですが、どうしても「怠けてしまう」「勉強に身が入らないのでは?」と思ってしまいがちです。でも、通信も予備校も変わりません。重要なことは、どれだけ長く勉強するかではなく、勉強の密度であり、勉強内容の取捨選択なのです。
■勉強ができる人ほど「落ちるパターン」にはまる?
もう一つ山田さんが主張していることは、資格試験は頭の良し悪しは関係ないということ。勉強ができなくても、3つの条件を揃えていれば合格できるといいます。
それは(1)内発的なやる気を持ち、(2)余計なことを考えず、(3)ノウハウどおりにひたすら勉強する、ということ。
これをなかなか実践できないのが、自分の能力を過信している人です。「それほど合格はしたくないけれど、やれば受かる」「資格を取ればハクがつくからちょっと片手間に勉強してみるか」程度の気持ちだと結局落ちてしまうのだそう。それは、勉強が好きなことも相まって、試験に出ないところを深く追求したりして、試験対策をおざなりにしてしまいがちなのだからです。
難関の資格試験を乗り切るにはテクニックを身につけることが大事です。『深夜12時過ぎまで働くサラリーマンでも難関資格が取れる勉強法』は誰でもすぐ実行できる勉強法を伝授してくれる一冊。忙しくても短時間で集中できる方法が収録されています。
今年こそ資格を取ろう! と意気込んでいる人は参考になるはずです。
(新刊JP編集部)
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