「いつまでも女性らしく、美しくいたい。そして、できればオシャレでいたい」という希望は、大なり小なり多くの女性が抱いているはずです。それだけに、いつ見てもオシャレな人やきれいな人、センスのいい人には憧れてしまいますよね。
そんな女性たちの視線を一身に集める存在といえば、やはり「ファッションモデル」。しかし、さらにそのファッションモデルたちが熱烈に支持する女性がいるのをご存じですか?
スタイリストとして活躍し、自身でパールジュエリーブランドも展開する風間ゆみえさんがその人。その美意識と洗練されたセンスは、梨花さんをはじめ、ローラ、藤井リナ、長谷川潤ら人気モデルたちから絶大な信頼を得ています。
ファッションを仕事にする人としては「美しいこと」「オシャレなこと」「センスがいいこと」は必須。風間さんの著書『Lady in Red』(扶桑社/刊)を読むと、彼女の美的感覚は、ただ「ファッションに多く触れてきたから培われた」だけではなく、生き方や考え方に根ざす、とても深いものだということがわかります。
■鏡に映るのは心
きれいでいたい、オシャレになりたいと思うと、どうしても最新のファッションや流行に目が行ってしまいます。
しかし、きれいな服がそれを着る人をきれいに見せるかというと、必ずしもそうとはいえません。
風間さん曰く「鏡に映るのは心」。鏡に映る姿かたちが若かろうと老いていようと、心が元気であれば人は美しいといいます。「美しさとは心の若さ」と常に意識しておきたいところですね。
■「女は若い方がいい」「その通り」
今の容姿が衰えていくことへの恐怖感から、人はなんとかそれを遅らせようとしますが、生き物に「老い」があるのはあたり前のこと。不安に思う必要はありません。
魅力的な人ほど、相手から「この人は何歳くらいかな?」と年齢を推測される前に自分の人となりで相手を惹きつけてしまうもの。若さに嫉妬するのでなく、「女は若い方がいい」と話す男性に「その通り」と頷けるくらい、自信のある自分を作り上げられたら、そこには年齢などを超えた美しさが宿るはずです。
■Tシャツは「骨格」で着るもの
風間さんは「Tシャツは骨格で着るもの」だといいます。
これは、Tシャツがどちらかというとやせていて、骨っぽい人によく似合うという意味。肉感的な人が着ると、どうしても野暮ったくなってしまうのです。
着心地がいいという点でTシャツは重宝しますが、それを着た自分がどう見えるかという視点を持つのが魅力的な女性への第一歩。
「着心地がよく、自分に似合うもの」を探すうちに、センスは磨かれていくものです。
本書には、ファッションや愛用しているアイテムはもちろん、そのスタイリッシュな生活スタイルや考え方、生きていく上で大事にしているものなど、風間さんの美的センスの土台になっている88のセンテンスが、ヴィジュアルともに自身の言葉でつづられ、単なるスタイル本の枠を超えた風間さんの“イズム”が凝縮された一冊になっています。
そこから読み取れる、目指す女性像へのあくなき探求心や新しいことにチャレンジする好奇心は、全ての女性にとって学びとなるはずです。
(新刊JP編集部)
■イベント情報
2014年11月2日(日)14時より、青山ブックセンター本店大教室にて、風間ゆみえさんの「トーク&サイン」イベントが開催されます。詳細は青山ブックセンターのウェブサイトにて。(http://www.aoyamabc.jp/event/ladyinred/)
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