女性から圧倒的な支持を受ける料理研究家の栗原はるみさん。著書の累計発行部数は2000万部以上、2005年には“料理本のアカデミー賞”ともよばれる「グルマン世界料理本大賞」でグランプリを受賞するなど、輝かしい経歴を持ちながらも、親しみやすい人柄で人気を集めています。
そんな栗原さんのパーソナルマガジン『haru_mi』(扶桑社/刊)が9月1日発売の秋号(Vol.33)で創刊8周年を迎えました。
『haru_mi』は、2006年9月に創刊した季刊誌。レシピだけにとどまらず、容器、洋服、雑貨、インテリア、旅など、「ふつうの暮らしが楽しい」というコンセプトのもと、ライフスタイルまでを提案する雑誌となっています。
8周年を飾る秋号の特集は、「はるみの幸せレシピABC」。アルファベットを順番にならべ、Aならば「りんご(Apple)のおやつ」、Bならば「私のベーグル(Bagel)」というふうに、そのテーマにそった料理や雑貨のレシピやエピソードがまとめられています。
本書の中では、栗原さんの家族のエピソードも語られています。
栗原さんの実家では、3時のおやつはほとんどがお母さまの手作り。特別な材料や道具は使わず卵、小麦粉、牛乳、砂糖、豆、ごまなど、いつも台所にある材料で手早く作ってくれたそうです。
そんなお母さまが作ってくれたおやつの一つが、ドーナツでした。
「料理は目分量で」といつもは言うお母さまですが、言いながらも、ドーナツだけは分量を守り、きっちり量るのがコツ。お母さまの作ってくれたドーナツは口当たりが軽くて口溶けがよく、あとをひくおいしさにびっくり。家族からも評判が良く、「分量を守る」という教えを守って何度も作ったそうです。
シンプルで、家族愛のつまった栗原さんの「母ドーナツ」は、私たちも試してみたくなる一品です。
この他にも、グラタンやごはん、納豆、ポテトサラダといった料理から、キッチン道具や雑貨などの栗原さんのお気に入りが、エッセイとともに紹介されています。とじ込み付録として、マヨネーズやなめ茸などを家庭で作れるレシピをまとめた「市販品を手作りしましよう」という冊子つきもうれしいですね。
とてもシンプルで作りやすくて、そして深いのが栗原さんのレシピの世界。そんな栗原さんの「いま」が凝縮された『haru_mi』秋号(Vol.33)は、ファンだけでなく、たくさんの人が参考にできるはずです。
(新刊JP編集部)
【関連記事】
・
「クックパッド」殿堂入りレシピも大公開! みんなが大絶賛した“鉄板”レシピ集・
今、なぜ「お麩」に注目が集まっているのか? その4つのポイント・
暑さに負けない! 体調を整える食材とは?・
実はお手軽! 美味しいパンケーキ&エッグベネディクトを作るコツ人気料理研究家・栗原はるみさんの人気レシピやそれにまつわるエピソードを大公開