英語がなかなかできるようにならない…と悩んでいる方は多いと思いますが、実はネイティブに言わせれば、それは「当然」のこと。日本人が学校で習った英語は、実はネイティブが使っている英語とはちょっと違ったものなのです。
では、どこがどう違うのか、少しご紹介しましょう。
■ネイティブは“I’m very hungry.”と言わない
「お腹がとてもへっています」と言いたくて、“I’m very hungry.”と言っていませんか?学校でもそう習ったと思います。でも実は、ネイティブは自分の感想を言う時に“very”は使いません。“very”は客観的な言葉なので、主観的な感情を表すときは、やや不自然に聞こえてしまうのです。代わりにネイティブがよく使うのが“really”。これなら「本当に」「すごく」という気持ちが伝えられます。
だから、「お腹がとてもへっています」はI’m really hungry.と言います。
■ネイティブは受動態は使わない
「齋藤に待たされたよ」を英語で言いたい時、“I was left waiting by Saito.” なんて言っていませんか?実は、ネイティブはそもそも受動態を使いません!この場合は、「斎藤」を主語にした能動態で、“Saito made me wait.”と言います。学校で、受動態と能動態の言い換え問題をやった方も多いかと思いますが、わざわざ受動態に言い換える必要はないんですね。
■“She’s wearing glasses.”は、メガネっ娘には使えない
「彼女はメガネをかけています」と言いたい時、現在していることだから、と「現在進行形」を使いたくなるのが日本人。しかし、ここに大きな間違いがあります。日本人にはあまり知られていないのですが、英語の現在進行形は、実は、「いつもはそうではない」、あくまで「一時的な状態」であることを示す表現。たとえば、「彼女」がいつもメガネをかけているメガネっ娘なら、英語では、She wears glasses.と現在形で表します。
「なるほど!学校でもこう教えてくれてたらよかったのに……」なんていう声が聞こえてきそうですね。
デイビッド・セインさんの『もしもネイティブが中学英語を教えたら』(アスコム/刊)にはこんな、日本人はあまり知らないものの、ネイティブの間ではポピュラーな英語表現がまだまだ掲載されていますので、本当に使える英語を効率よく身につけてみてはいかがでしょうか。
(新刊JP編集部)
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