「年収」と「読書」の相関関係はかねてから指摘されており、一般的に年収の多い人の方がそうでない人よりもよく本を読むとされています。もし経済的に成功したいのであれば、彼らに倣って本から知識を得るというのは一つの方法なのかもしれません。
しかし、もちろんどんな本でも読めばいいわけではありません。高収入を目指すなら、高収入の人がどんな本に興味を持っているのかを知る必要があります。
株式会社ゲインが2014年7月、全国20歳~69歳の年収1000万円以上のビジネスパーソン200人に行った「お薦めのビジネス本に関する調査」によると、この層が最も関心を持っている本は『USJのジェットコースターはなぜ後ろ向きに走ったのか?』(森岡毅/著、角川書店/刊)。
ユニバーサル・スタジオ・ジャパンの業績回復を例に、ヒット商品やヒットするサービスを生み出すためのアイデア発想法を解説している本書は、「明日にでも真似したいと思う本」「アイディアを出す上で参考にしたい本」として、高所得者層の注目を集める結果となりました。
理由としては、「話題になっている(40代)」、「発想転換での成功例に興味あり(40代)」などが挙げられ、今月15日にグランドオープンする「The Wizarding World of Harry Potter」への期待もさることながら、作中で解説されている発想転換や逆転発想といったアイデアの発想法が、「発想に困っている(60代)」「発想を刺激にしたい(50代)」という声の多い高所得層ビジネスパーソンを惹きつけていることがうかがえます。
また、2位には『魂の経営』(古森重隆/著、東洋経済新報社/刊)、3位には、『逆境経営』(桜井博志/著、ダイヤモンド社/刊)がランクイン。
「逆境をはね返した経営術が参考になりそう。(40代)」、「逆境からの脱出(60代)」、 「発想の転換(50代)」、「厳しい世の中なので、逆境経営を参考にしたい(40代)」といった理由が挙げられ、こちらも現状を打破するために「発想転換」や「アイデア力」が求められていることが浮き彫りになるような結果となっています。
たしかに、問題を解決したり、ヒットする商品を考えたり、事業を成長する戦略を立てたりするためのクリエイティブな発想力があれば、お金を稼ぐことなどさして難しいことではないのかもしれません。
年収1000万円突破を目指すビジネスパーソンの皆さんは、持ち前のクリエイティビティをさらに磨くために、このアンケート結果を参考に読書に励んでみてはいかがでしょうか。
(新刊JP編集部)
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