社会人にとっても、学生にとっても、「勉強」というと苦しくて嫌なイメージがありますよね。
しかし、学生は定期試験や入学受験、社会人は資格試験やキャリアアップと、勉強は何かと必要とされますから、最小の努力で欲しい結果を得るための勉強法は身につけておくべきスキルなのかもしれません。
子どもの頃から勉強が嫌いだったにも関わらず、東大入試、司法試験と、難関試験を突破し続けた白川敬裕さんの著書、『本物の勉強法』(ダイヤモンド社/刊)には、勉強嫌いだったからこそ身につけることができた、「効率的に成果を出す勉強ノウハウ」が多く紹介されています。
たとえば、勉強嫌いにとって一番の難敵「やる気が出ない」「モチベーションが上がらない」という問題は、こんな風に対処するといいそうです。
■三日坊主でも自分を責めない
「気負い」は時に勉強へのモチベーションを奪います。
真面目な人ほど「毎日何時間も勉強しないと成果が出ない」と自分を追い込んでしまいがち。すると、たった一日サボってしまっただけで、気持ちが切れてしまい、勉強の習慣が途切れてしまうことも。
しかし、一日サボっただけでそれまで積み上げてきたものが無になるわけがありません。三日坊主で終わったとしても、また再開すればいいだけのこと。「毎日続けること」そのものにあまり価値を置きすぎない方が、勉強は長続きします。
■「伸び悩み」をどう捉えるか?
せっかく時間をかけて勉強したのに成果が出ないというのも、勉強を挫折する原因になります。努力した程には成績が上がらず、「もう自分はこれ以上伸びないのかもしれない」と不安や焦りに駆られた経験は誰もが持っているはずです。
この「伸び悩み」をどう捉えるかで、勉強を続けられるかどうかが分かれます。
「伸び悩み」を「自分の限界を知らせるサイン」と捉えてしまえば、それ以上勉強するモチベーションを保てないでしょうし、「停滞はさらなる成長の準備段階」だと思えれば、さらに勉強するやる気が湧いてくるはず。
勉強を続けていれば、それまでの成果が一気に出て、急激に成長する時期が必ずやってきます。それまではイマイチ成果に結びつかなくても辛抱するのが大事です。
■行き詰まったら「過去の苦労」を思い出せ
それでも勉強に行き詰まって、にっちもさっちもいかなくなってしまったら、「これまでの人生で一番辛かった経験」を思い出してみましょう。
誰にでも一つくらい、「こんな経験もう二度としたくない!」と思うような経験があるはずです。それを思い出すことで、行き詰まった現状を「あの時と比べたらまだマシだな」と思うことができます。そうなればしめたものです。
やる気とモチベーションを絶やさずに勉強を続けることさえできれば、必ず成果は表れます。その成果をより効率的にたくさん出したいなら、本書で明かされている勉強法がきっと役に立ってくれるはず。
上手に勉強して、よりよい人生を手に入れたいものですね。
(新刊JP編集部)
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