人と話すことに苦手意識を持っている人、あるいは友達となら話せるのにビジネスになるとコミュニケーションがうまくいかないという人など、世の中にはいろんな「口下手」がいます。
そして、そんな人の中には「口下手な自分を変えたい」と思いつつ、なかなかうまくいかず悩んでいる人も多いはず。
しかし、そもそも「人とうまく話せない」理由はなんなのでしょうか?
『会話はインド人に学べ!』(サチン・チョードリー/著、フォレスト出版/刊)によると、そこには5つの壁があるようです
■遠慮の壁
相手や場の雰囲気に遠慮してしまって、積極的に会話に参加できないというのは、この「遠慮の壁」が原因です。何かあるととりあえず謝ってしまう人はこのタイプかもしれません。
■思い込みの壁
「会話はこうでなくてはならない」「自分はこういう人間だから」という思い込みも会話をギクシャクしたものにしてしまいます。この壁のせいで会話がうまくいかないなら、まずはその固定観念を捨てて、自由に会話を楽しんでみる意識が必要です。
■新しいものを拒絶する壁
仲のいい友達とばかり話している人は、この壁のせいでコミュニケーション下手になってしまう危険が。新しい出会いはストレスではありますが、同じ人とばかり話していても会話能力は伸びません。
■心配性の壁
物事をネガティブに考えてばかりいる人と話したい人はあまりいないはずです。心配性の人も、誰かと話す時くらいはポジティブに物事を考えて、相手をほめたり、ポジティブに考えるようにすれば、相手からもいい反応が返ってくるはずです。
■羞恥心の壁
シャイだと言われる日本人ですが、恥ずかしがっていてはいつまでたっても会話は上達しません。まちがったことを言うのを恥と思わず、成長の元だと思って自分からどんどん話しましょう。
本書には、今回紹介した5つの壁の乗り越え方がさらに詳しく書かれており、コミュニケーションに悩む人の強い味方になってくれます。多言語・多民族国家出身の著者だからこそ気づくことのできた会話能力の高め方は、日本人にもきっと役立つはずです。
(新刊JP編集部)
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