日本のインスタントラーメンの代表的な存在といえば、サンヨー食品の「サッポロ一番」シリーズ。特に「サッポロ一番 みそラーメン」は昭和43年(1968年)9月に誕生して以来、全国にみそラーメンを知らしめ、その後45年間、幅広い世代に愛され続けてきました。
そんな「サッポロ一番 みそラーメン」ですが、少し手を加えるだけでさらに美味しくなることを知っていますか?
実は「サッポロ一番 みそラーメン」には、ある隠れた特徴があります。
それは、家庭にある好きな具材に合わせて作ることで、その家庭だけの「最高においしいラーメン」ができ上がることです。時には、身近にある野菜をのせて、時にはシンプルに卵だけでも。実はこのスープ、何度食べてもあきずに、いろいろな具材をしっかりと受け止めるふところの深い味になるよう、徹底的に試作を重ねて作られています。それぞれの家庭でアレンジができるように、工夫されていたのです。
誕生45周年という記念すべき年に出版された『サッポロ一番 みそラーメンレシピ』(サンヨー食品株式会社/監修、主婦の友社/編集)は、「サッポロ一番 みそラーメン」公式レシピ集。あのおいしいラーメンが、さらにおいしくなる143のレシピが掲載されています。
今回はこのレシピ集の中から、夏の猛暑で疲弊しきった体に優しい「Wトマトのみそラーメン」の作り方を特別に紹介します。
【材料(1人分)】
サッポロ一番 みそラーメン・・・1袋
トマト・・・1個
にんにくの薄切り・・・1/2かけ分
オリーブ油・・・小さじ2
トマトジュース・・・200ml
バジル・・・1~2枚
【作り方】
1、トマトは乱切りにする。バジルはちぎる。
2、なべに水300mlとトマトジュースを入れて火にかけ、ふつふつとしてきたらめんを加え、ほぐしながら3分煮る
3、フライパンにオリーブ油を熱し、にんにくをカリカリになるまで弱火でいためる。
4、2の火を止めて粉末スープを加えまぜ、器に盛って1と3をのせる。
いかがでしょうか。「普段作るときよりも少し手間がかかる」「本当に美味しいの?」と思った読者もいるかもしれません。実際に記者が作ってみたので、そのときの発見をあげていきましょう。
(1)意外と簡単に作れる
インスタントラーメンは手軽で簡単につくれるのがウリ。この「Wトマトのみそラーメン」は通常の「みそラーメン」にトマトジュースを追加し、仕上げに炒めたにんにくとザクザクと切ったトマトとバジルを入れるだけなので、手間を感じることなく作れてしまいます。
(2)みそ味とトマトジュースが合う
でも、みそ味とトマトジュースって合うの? と思う人も多いはず。これが合うんです。トマトの甘さでマイルドになったしょっぱさが口の中に広がり…イタリアン風ながら、日本人が好きな味といえそう。少なくとも私は大好きです。また、トマトジュースが苦手な人でも、みそラーメンのスープがトマトの味をやさしく包むので、もしかしたらいけるかも知れません。
(3)トマトにオリーブオイルで健康的なラーメンに
トマトはリコピンが豊富、そして、にんにくをいためるときに使うオリーブオイルはオレイン酸が豊富で栄養たっぷりと、健康を気づかう人にもお勧めできる一品。食べやすいので少し疲れたときにもどうぞ。
『サッポロ一番 みそラーメンレシピ』には100品以上のレシピが掲載されており、どれもおいしそうです。
そんなに手間なく短時間で作れてしまうので、料理不精な人でもチャレンジできるはず。そして、あなたの「一番おいしいラーメン」をこの中から探してみてはいかがでしょうか。
(新刊JP編集部)
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