子どもの頃や学生時代は“親友”と呼べるような、関係の深い友達がいても、大人になるにつれて人間関係はどうしても“広く浅く”になりがち。
周囲にいる人とほどほどの距離を保ちながら、当たり障りなく付き合うのは楽ではありますが、自分にとって刺激になったり、成長につながることはありません。
そんな人間関係に別れを告げて、自分が本当に大事だと思える人間関係を作る方法を明かしているのが『3年で7億稼いだ僕がメールを返信しない理由』(小玉歩/著、幻冬舎/刊)です。
本当の仲間と出会うには「見つけられる存在」になる事が重要。では、そのような「魅力的な人」になるには、どのようにしたらよいのでしょうか?
本書ではその方法が語られているので、一部紹介します。
■徹底的に自己開示する
当たり障りない人間関係に慣れると、なるべく波風を立てないように振舞うあまり、自分のことを話さなくなるものです。まして日本人はシャイで奥ゆかしい人が多く、自己主張が苦手。
ただ、今は個の時代であり、波風立てずに振舞うのではなく真っ向から人と対峙して勝負できる人が評価される時代です。最初は勇気がいりますが、思い切って素の自分を開示し、考えていることや意見を建前抜き表明してみましょう。きっと周囲の人からは新鮮に映るはずです。
■極論で生きてみる
全ての人とまんべんなく付き合っていくには、自分の好き嫌いをはっきりと表明することはマイナスになります。みんながみんな自分と同じ価値観だとは限らないからです。
しかし、本当に心を許せて、長く付き合っていける人間関係を作りたいなら、これはぜひ実践すべきです。
物事をあいまいにせずに、自分の信念や好き嫌いをはっきりと口にすることで、周りの人は敵と味方に分かれます。それは自分と似た価値観を持つ人を選別することになりますし、白黒はっきりさせる人は大勢の中で際立ち、賛同や応援してくれる人も多くなるのです。
■とことん自己満足を追求する
あまりいい意味では使われない「自己満足」ですが、必ずしも「自己満足=わがまま・利己的」というわけではありません。
身近な人が幸せになるのを見て心から幸せを感じる人もいるでしょうし、自分の子供が楽しそうにしているのを見ると心から満足するという人もいるはず。
そう考えると、自己満足を追求することは悪いことではないのです。
まずは、何をしている時に満足感、幸福感を持つかを考えてみると、案外他人の幸せを願っている自分を発見するかもしれません。
そんなあなたは、周りから見たら魅力的に映っているはずです。
集団の中で際立つ、魅力的な人になることができれば、人間関係は後からついてきます。
本書には、そのための考え方や行動がより詳しく明かされており、上辺だけではない、中身の伴った人間関係を築くのに一役買ってくれるはずです。
(新刊JP編集部)
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