成功にも失敗にも要因があります。何かに成功した人からその要因を聞けば参考にできますし、失敗も同様に学ぶものがあります。
『あほな奴ほど成功する―みんな!幸せと仲良くなろうよ。』(星湖舎/刊)の著者、中村文也さんが居酒屋を始めた時、接客こそできたものの、料理はまったくの素人だったそう。そのせいか、オープンしてしばらくはクレームの嵐でした。
しかし、中村さんのお店は大繁盛、今では名古屋を中心に10店舗を構えるチェーン展開を成功させています。
同氏が成功した要因とは一体何だったのでしょうか。ご本人にお話を伺いました。今回はその後編です。
―本書からは、中村さんが人生において大事にしていることや、考え方を伺い知ることができますが、これまでに最も影響を受けた人はどんな人ですか?どういった点に影響をうけたのかも教えていただければと思います。
中村「ジョセフ・マーフィー博士です。自分の考え方、生き方でいいのだと本を読んで感じました。彼が言っているような右脳で生きることであったり、感性の大切さ、宇宙の法則など、すべて自分が感じていたことだったんです。
マーフィ博士の本を読んで、やっぱり目に見えない不思議な法則があるんだと気づきました」
―本書では「がんばること」より「楽しむこと」の大事さが強調されています。仕事や人生を楽しむための秘訣はどんなところにあるとお考えですか?
中村「嫌なことはやらないと決めることですね。人にやった方がいいと言われても、わくわくしなかったらやらない、モヤモヤしたら辞めるといういたってシンプルなものです。それができれば毎日が楽しいですよ」
―「楽しむ」ためには、常に前向きで、ポジティブな姿勢が不可欠です。常にポジティブにいるためにはどうすればいいのでしょうか。
中村「これも同じで、自分が心からわくわくすることをやることです。努力したり頑張ったりしないこと。嫌々やることに成長はありません。ストレスがたまるだけです。
しかし、人間は人に親切にして"ありがとう"と言ってもらえることが一番わくわくするのです。自分だけの幸せでは満足できないのが人間です」
―本書を通して中村さんが伝えたかったことはどんなことでしたか?
中村「どんな人でも幸せになるようにできていて、不幸と思っている人は、自分が不幸だと錯覚しているだけなのです。「ありがとう」を増やして、人に親切に楽しく幸せに顔晴っていきましょう」
―最後になりますが、読者の方々にメッセージをお願いします。
中村「毎日使っている言葉を変えると人生が変わります。"うれしいな""たのしいな""幸せだな""素晴らしいな""やさしいな""大好きだな""ツイてるな""ありがとう"...。こんな言葉が増えると幸せを引き寄せます!
"ウザい""ムカつく""つまらん"こんな言葉が多いあなたは、いつまでたっても幸せにはならないのです」
(新刊JP編集部)
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