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「自由に働く」とはどういうこと? 家入一真×イケダハヤト対談

 今、急速に多様化している「働き方」。では、その中でどうすれば私たちはもっと自由に働くことができるのでしょうか。
 『もっと自由に働きたい』(ディスカヴァー・トゥエンティワン/刊)の著者である実業家の家入一真さんが、同書のオーディオブック化を記念し、「もっと自由に働くこと」をテーマに様々な刺客(ゲスト)と対談を繰り広げる連載企画を展開。オーディオブック配信サービス「FeBe」で配信されています。第一回のゲストは、今、ネットで最もアツイ人の一人であるプロブロガーのイケダハヤトさん。
 その対談の中から、一部テキスト化し、家入さんとイケダさんが出会った「自由に働いているなと思った人」についてご紹介します。

◇   ◇   ◇

イケダ「経営者の方々って、ある意味で一様に自由だと思います。当然、縛られている部分もありますけど、結局それって自分のやりたいことの範囲の中での縛りですから、皆さん楽しそうに働いていますよね。それこそ、スタートアップ企業にいる方々も…」

家入「確かにそうだよね。大学を卒業してすぐ起業するくらいの若い子たちを見ていていいなあと感じるのは、例えば起業家は自分の作った会社を一生懸命経営する必要があると思うんだけど、そのスタートアップ会社の間でデザイナーやプログラマーの子たちが自由に立ち回っているんだよね、立ち上げ専門で。それで実績を作っている。すごい自由だなと思うよ。
そういう働き方って従来は考えられなかったし、一人で複数の会社に勤めているわけではなくて、完全なフリーランスでもない。ちょうど中間のところにいて、立ち上げのところにがっつり入って、コー・ファウンダーという肩書きを持って別の会社に行ったりしてさ。そういうことをやっている子たちって面白いと思うんですよ。最近増えているよね、そういう若い子たち」

イケダ「そういう自由っていいなあと思います。最近、ツイッターとかで突っ込まれてなるほどなあと思ったのは、そういう働き方ができる人たちはそれでいいんでしょうけど、例えば若い大学生たちが彼らに憧れて、私もそうなりたいと思ったときに、実務的な職業訓練を受けさせてくれるところって今はないんじゃないかという指摘です。
僕はノマドワーキングとかは好きなので、どんどん進めばいいなと思っているけれど、それが出来る人って、超成果主義でも生きていけるようなスキルフルなワーカーだけだと思うんですよ。スキルがない大学生がノマドワーキングなんてできないわけで、そういった若い人たちに誰がトレーニングをするのか、彼らはどうやってスキルを身につければいいかを考えたとき、土壌がないと思うんですね」

 「コー・ファウンダー」(共同設立者)という肩書きを持って様々な会社の立ち上げに携わっている若者たちを自由だという家入さんと、スキルがない状態での「ノマドワーキング」に警鐘を鳴らすイケダさん。
 この二人の言葉から、「自由に働く」ための必要条件を垣間見ることができるのではないだろうか。
(新刊JP編集部)

■『もっと自由に働きたい』 オーディオブック配信記念!
FeBe特別対談企画ページ(対談全編の音声も配信しております)
http://www.febe.jp/documents/special/ieiri/index.html

家入一真さん(右)とイケダハヤトさん(左)

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