赤ちゃんがぐっすり眠れる睡眠改善方法をまとめた『赤ちゃんにもママにも優しい安眠ガイド』(かんき出版/刊)が2011年11月の発売以来、ママたちの口コミで徐々に広がり、版を重ねていましたが、ここに来て売れ行きが急加速し、発売から1年3ヶ月で10万部を突破しました。
その急加速の要因を出版元であるかんき出版の担当編集者に聞いたところ、ママタレントの小倉優子さんのブログがきっかけだったといいます。
「ゆうこりんがご自身のブログで、息子さんの寝かしつけについての悩みを打ち明けたところ、ブログ読者の方々が本書を推薦して下さいました。」(同編集者)
その結果、同じ悩みを抱えているママたちの間で火がつき、その記事のコメント数は800以上に。発売してから一年以上たっているにも関わらず、販売数は急激に上がり、オンライン書店「楽天ブックス」では全書籍ランキングで1位に、リアルの書店では品切れが相次ぎました。この状況について、同編集者は「弊社にも問い合わせやご注文の電話が殺到し、一日ただただ対応におわれました」と振り返り、「人気タレントのゆうこりんがみなさんと同じ育児の悩みを持っているということで、共感が広がったのでしょう。」と分析します。
自身が子どもの夜泣きに苦しみ、「ほとんど育児ノイローゼのような状態」になったという著者の清水悦子さんは、「ひたすら我慢では何も解決しません。悩みをため込んでいくと、ママはますますつらくなって、笑顔がなくなっていきます。赤ちゃんは、そんなママのつらさを察して、不機嫌になってしまうんです。まさに悪循環です」と言います。
このままではいけないと、理学療法士として働いていた経験をいかし、試行錯誤の末に見つけ出した自分なりの方法を実践すると、半年以上悩まされた夜泣きが、たったの5日間でなくなりました。
さらに、「同じ悩みを持っているママを救いたい!」とその方法をネット上で提供。その結果、3000人以上のママが実践し、7割以上が改善。評判が広がり、書籍化に至り、今や10万部のベストセラーとなりました。
では、ここで本書に書かれている赤ちゃん安眠のポイントについてまとめてみます。
■まずは、これだけやってみよう!
清水さんは、赤ちゃんの安眠のためには「生活リズムを整えること」「寝かしつけを見直すこと」「ママと赤ちゃん、双方の気持ちを大切にすること」の3つを大切にしているそうです。
これを元にしてつくられたのが、以下の3ステップです。
○ステップ1「朝は7時にまでに起こそう!」
○ステップ2「お昼寝の時間を調整して、日中は活動的に過ごそう!」
○ステップ3「寝る前30分のイチャイチャタイムを作ろう!」
これを数日、実践するだけで眠りの悩みが改善する方も多いそうです。
生活リズムや習慣を変えることは精神的にもきつい部分がありますが、清水さんは「1つでも2つでも何かをやってみることで道は開けます」と本書の実践を勧めています。
約10万人のママが手にした本書。新米ママだけでなく、これからママになる方にとって役立つ予備知識が詰まっています。悩み解決に、今日から試してみてはいかがでしょう。
(新刊JP編集部)
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