困難に突きあたったり、人にきついことを言われて、落ち込んでしまったり、心が折れてやる気を失ってしまった経験は誰でも一度や二度ではないはずです。
しかし、何かで大きな成果を残したり、目標を実現するためには、そういった落ち込みや諦めを乗り越える必要があります。
『3万人の社長に学んだ「しぶとい人」の行動法則』(日本実業出版社/刊)は、著者の上野光夫さんが、日本政策金融公庫の融資担当という仕事を通して出会った数々の社長の行動から、何があっても諦めない人の特徴を紹介する一冊。
資金繰りや人間関係など、社長は日々さまざまな困難を味わっています。そんな中でも生き残っている人の行動には、私たちがあきらめずにものごとに立ち向かうためのヒントがあるようです。
■痛いところを突かれた時の返し方を決めておく
人は誰でも何らかのコンプレックスを抱えています。
意図してか、あるいは偶然にそこを突かれると、落ち込んでしまったり冷静になれなくなってしまったりして、心に負の影響を与えてしまうのがコンプレックス。これはあなたの心の弱点と言い換えることもできますが、コンプレックスをなくすことはなかなか難しいものです。
しかし、気にせずにやり過ごすことはできます。
自分のコンプレックスを自覚し、人からそこを突かれたときにどう返すかを決めておけば、心に余裕を保て、落ち込むことも減るはずです。
■精神的にきつい時の対処法
仕事でも勉強でも、あるいはダイエットでも、なかなか思うようにことが進まない「精神的にきつい時期」があります。ここを乗り切れるかどうかで、目標を成し遂げられるかどうかが決まると言っても過言ではありませんが、あきらめてしまう人も多いものです。
上野さんは、精神的にタフな社長の特徴として、精神的にきつい時ほど、「自分を上空10m」から見ているといいます。
つまり、すこし高い位置から自分を客観的に見下ろすことで、冷静さを失わずにやるべきことに向かうことができるというわけです。
■たまにバカになる
何があっても心が折れない「しぶとい人」の特徴として、息抜きが上手なことも挙げられます。
私たちは、日々自覚しているものもしていないものも含めて大きなストレス中で生活しています。たまにはそのストレスを逃がしてあげることは、あきらめずに生きていくためにはとても大事なことなのです。
心身の健康を保つためにも、たまには思いきりハメを外して楽しむ日を意識して作るようにしましょう。
ストレスやプレッシャーに負けないようになれば、目標に向かって進み続けることができます。
本書にはこのほかにも「しぶとい人」の行動法則がまだまだ取り上げられていますので、落ち込みやすい人やこらえ性のない人は参考にしてみてください。
(新刊JP編集部)
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