上司に怒られて逆ギレする。嫌なことがあると衝動的にツイッターやSNSに書き込んでしまう。自分の言うことに共感が得られないとすぐに落ち込んでしまう。
職場にこんな人はいませんか? これらはみな、「自己愛が強すぎる人」、つまり「自分大好き人間」の特徴です。
自己愛自体は誰にでもあるものですが、それがあまりに強い人が身近にいると疲れてしまいますよね。そんな人々に対処していくためには、まずは彼らの生態を知ることが第一。
そこで今回は『病的に自分が好きな人』(榎本博明/著、幻冬舎/刊)から「自分大好き人間」の生態を紹介します。
あなたの職場に、こんな人はいませんか?
■「自分は特別」意識が異常に強い
「自分大好き人間」といっても、それは常にガラスに映った自分の姿をチェックするような、わかりやすいナルシストばかりではありません。「自分大好き」具合は考え方や意識にも表れます。
最も特徴的なのは、「自分は特別」という意識が異常に強い点。
こういう人は、たとえば仕事で雑用を人に押し付けて自分は楽な仕事ばかりやったり、他の人が重要な仕事を任されるとふてくされたりします。
周囲の人が常に持ち上げてあげないとみじめな気持ちになってしまうため、扱いには注意が必要です。
■自慢話しかしない
自慢話ばかりすることも、「自分大好き人間」の生態の一つ。
これが同僚なら聞き流せば済む話ですが、上司だと大変です。仕事上のアドバイスを受けている時にいちいち自分の自慢話を挟まれるたら、うっとうしいことこのうえありませんよね。
このタイプは何を言うにしても「自分」が前面に出るため、人の立場に立って話すことができません。そのため、語れば語るほどかえって軽んじられてしまうという残念な結果になりがちです。
■ギブ・アンド・テイクが成り立たない
受けた恩や借りは返すのが人の道ですが、「自分大好き人間」にはそれが通用しません。
彼らは一方的に人を頼り、利用しますが、人のために何かしてあげようとは思わないのです。
いくら人の世話になっても、"お返ししないと"と思わない人ですから、人に負担をかけても平気です。自分の利益にしか興味がないわけですから、職場にいると厄介です。
本書には「自分大好き人間」の生態や心理、このような人が増える背景などが解説されています。
自分の周りにこんな人がいないか、または自分自身が「自分大好き人間」になっていないか、チェックしてみてはいかがでしょうか?
(新刊JP編集部)
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