昨年はノマドという言葉が流行し、時間や場所を選ばず自由に働く人々にスポットがあたった。それとほぼセットで語られていたのが、会社や組織の中から飛び出して、個人でビジネスを展開する「フリーランス」の存在だ。
自分のやりたいことだけを仕事にできたり、時間を自由に決められたりできるなどという点では理想的な働き方であるのだが、実際のところはなかなか厳しいのが現状である。周囲でフリーランスとして活動している人たちに話を聞くと、「明日生活するためには、仕事を選んでいられない」などという声もちらほら耳にする。
では、フリーになっても稼げる人とはどんな人なのだろうか? フリーとなってビジネスを成功するための考え方やノウハウが書かれている『秒速で1億円稼ぐ条件』(与沢翼/著、フォレスト出版/刊)から紹介しよう。
フリーになったら、会社員時代以上にお金を稼ぐことに注力しないといけない。誰かが稼いでくれることもなく、自分で稼ぐ力を身に付けなければいけないのだ。つまり、お金に貪欲にならなければいけない。
そうなるにはどうすればいいか。与沢さんはこう言い放つ。
「金が欲しければ目立つしかない!」
話題づくりができる人は、世の中の注目を集めることができる。注目を集めることができれば、自分の存在感を高められ、ビジネスをするための人脈も出来上がっていく。逆に言えば、インターネットが普及した世において、目立つことができなければ、お金を稼ぐことは難しいともいえる。
目立つといえば、マスメディアに取り上げられることが近道だが、フリーになりたての初心者がマスメディアに取り上げられることはほぼないだろう。その状況で、自分の主張や能力を伝えるためには、ブログが効果的だ。与沢さんは、ブログは秒速で稼ぐための基礎体力作りとさえ言う。
特に「意外性」「新規性」「トピックス」が含まれた記事はバイラルしやすく、ツイッターやフェイスブックと連携させれば、多くの人に届けることが可能になる。また、情報は自分の視点で加工することも必要だ。今使えるあらゆる手を使って、自分の主張をどんどん広げていくのだ。
フリーになっても大きな成功を収められる人は少ない。お金を稼ぐということはそれだけ大変なことなのだ。
本書を読むと、いかに徹底的にできることをやっていくか、それが成功のための重要な要素であることを知ることができるだろう。
(新刊JP編集部)
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