気になる異性を食事やデートに誘う時によく使われるのが、メールやSNSだと思います。そろそろクリスマスシーズンとあって、クリスマスを誰と過ごそうかと考えている人も多いかもしれません。
しかし、メールをはじめとする文章(メッセージ)は、書いてみると結構難しいものです。
そこで今回は『出口 汪の論理的に書く技術』(出口汪/著、ソフトバンク クリエイティブ/刊)から、相手に好感をもたれるメールの書き方を紹介します。
誘いたい相手がいる、という人はぜひ参考にしてみてください。
■「相手は自分に興味を持っていない」という前提を持つ
気になる異性を誘うメールなのにこういった前提を持つのは何だか悲しい気もしますが、送るメールの文章を作る際に「相手は自分に興味を持っていない」という前提はとても重要になります。
私たちのほとんどが社会に出るまで、文法や文章の構成は教わっても「相手に伝わる文章」の書き方は教わりません。そのため、文章メッセージの基本中の基本である「読み手のことを考えて書く」ことが身についていない人は非常に多いのです。
■絶対タブーなメールとは?
「読み手のことを考えて書く」ことによって、どんな文章を書けば相手が読みやすく、自分の意図が伝わるかがわかってくるはずです。
出口さんいわく、絶対にタブーなのは文章に自己主張ばかり並べること。
これは会話でも一緒ですが、自分のことばかり話す相手といると疲れてしまいます。メールも同様で、それでは最後まで読んでもらえないかもしれません。
お誘いメールを作る時は、相手の気を引きたい気持ちをぐっと抑えて、控え目な文面を心がけましょう。
■贅肉をそぎ落とし、シンプルに
気になる異性を誘うのですから、出来るだけ相手が自分に対して良い印象を持ってくれるようなメールを作りたいもの。その際にやってしまいがちなのが、説明的になりすぎてしまったり、修飾語を使いすぎてしまうことです。
これだと、確かに思いは伝わるかもしれませんが、肝心の要件が伝わりにくくなります。
あらかじめ、「伝えたいこと」を書きだして、文章の設計図を作ってから文面の作成をする方が読み手に対して親切なメールになるはずです。
本書には、今回紹介したものの他にも「相手に伝わる」「相手から好感を持たれる」文章の書き方がまだまだたくさん取り上げられています。基本的にはビジネス文書を主眼に置いたものですが、ビジネス文書も好きな異性を誘うメール文面も根本のところでは同じです。
クリスマスはもう目前。もし一緒に過ごしたい人がいるなら、本書はその実現に一役買ってくれるかもしれません。
(新刊JP編集部)
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