30年前、国鉄が分割民営化されJRが発足した。大都市圏や新幹線を抱えた東日本・東海・西日本は安泰と思われたが、赤字路線ばかりだった北海道・四国・九州はいつ経営破綻してもおかしくない状況だった。それは当時生まれた「JR三島会社」という言葉に表されている。本州以外はお荷物だったのだ。
当時の国鉄が、輸送手段としての鉄道以外で事業をつくりあげることなど想像できただろうか。それを必死になって本気になってやり遂げてきたのがJR九州だ。観光資源を生かした特色ある列車を走らせ、国際航路やレストランを開業させ、さらには世界一の豪華列車「ななつ星」を走らせる。いまやJR九州は世界中から注目される企業になった。やり遂げられた理由を著者は「気」と名付け「エネルギー」だとして、そのためにリーダーがやるべきことを明らかにしている。仕事や人生を充実させ楽しみたくなる1冊だ。
産業経済新聞社発行が発行する、首都圏・近畿圏を中心に販売されているタブロイド判夕刊紙。ターゲットは30代~60代を中心とした都市型男性ビジネスマン。 WEB版は「ZAKZAK」(http://www.zakzak.co.jp/)で、紙面と同じ記事だけでなく、WEBオリジナルの記事も人気。 書評は毎日掲載しており、紙面ではこのコラムで掲載されたもの以外も読むことができる。
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