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「薩長史観の正体」武田鏡村著

  • 書名 薩長史観の正体
  • 監修・編集・著者名武田鏡村
  • 出版社名東洋経済新報社
  • 出版年月日2017年9月 8日
  • 定価1500円+税
  • 判型・ページ数189ページ
  • ISBN9784492062043

「薩長史観」とは、明治維新を成し遂げた薩摩・長州(薩長)にとって都合のいい歴史解釈ということ。要は「勝者が歴史をつくる」ということであり、「薩長側―官軍・開明派」「旧幕府側―賊軍・守旧派」な図式で色分けされた歴史観となる。当然、その中には捏造(ねつぞう)された「偽史」も多く含まれる。

自らを正当化しようとする明治政府は、この誤った薩長史観に基づいて国民の「通史」を形作ってきた。その弊害は現在にまで及ぶと著者は指摘する。本書は、この薩長史観の具体例40を示し、何が「偽り」なのか明らかにする。そして、「吉田松陰はテロの扇動家」「西郷隆盛は無定見な武闘派の策謀家」「幕府は薩長よりも開明的で近代化を進めていた」など、従来の歴史イメージを覆す「真相」が解説されている。来年の〝明治維新150年″を前に「もう1つの幕末維新史」を知るのに最適な本といえそうである。

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