本紙読者にはおなじみの財務省出身のエコノミストが、日本経済の真実と日本大復活のシナリオを描いた好著。
世界の先進国の中で、なぜ日本だけが20年もの長きデフレ不況に陥ったのか?
答えは簡単。税制の抜け穴を巧みに利用した銀行・証券会社によって引き起こされたバブルを日銀は金融緩和によって発生したと勘違いし、まったく無意味な金融引き締めを続けたから。バブル崩壊後に本来行うべき金融政策は、金融緩和であったにもかかわらずだ。
著者の提言に基づいた金融緩和政策により景気と雇用は劇的に回復。「羹(あつもの)に懲りて膾(なます)を吹いた」日銀。また日本は巨額な政府資産を持っているにもかかわらず、消費増税によって「角(つの)を矯(た)めて牛を殺す」財務省。政策さえ間違えなければ日本の潜在成長力は高い。今後の成長戦略も描いた読み応えのある1冊だ。
産業経済新聞社発行が発行する、首都圏・近畿圏を中心に販売されているタブロイド判夕刊紙。ターゲットは30代~60代を中心とした都市型男性ビジネスマン。 WEB版は「ZAKZAK」(http://www.zakzak.co.jp/)で、紙面と同じ記事だけでなく、WEBオリジナルの記事も人気。 書評は毎日掲載しており、紙面ではこのコラムで掲載されたもの以外も読むことができる。
記事一覧 公式サイト当サイトご覧の皆様!
おすすめの本を教えてください。
本のリクエスト承ります!
広告掲載をお考えの皆様!
BOOKウォッチで
「ホン」「モノ」「コト」の
PRしてみませんか?