日本人は多くの人が、自分を「無宗教」だと認識している。家の宗派は知ってはいるが、日常でそれを意識することはほとんどないと。しかしながら、一方では、初詣に始まってクリスマスやお盆など、厳格な信者だと決して行わないようなさまざまな「宗教儀式」に、気にせず参加するという日本人の特徴がある。
本書では、日本人特有の不思議な宗教観を「信仰」をキーワードに多角的に論じていく。日常的に仏教を受け入れ、神道も同様に根付いている多神教的な日本社会において、なぜ私たちは「無宗教」と感じてしまうのか。にもかかわらず、調査をすると、50歳以上の男性が急に宗教を自覚するとの統計もある。実は、欧米でもキリスト教徒が減っており、無宗教化が世界的な傾向にあるともいえる。いったい日本人は何を信じてきたのか。私たち日本人の信仰のあり方を、歴史を通して根本的に見つめ直す、人気宗教学者の力作。
産業経済新聞社発行が発行する、首都圏・近畿圏を中心に販売されているタブロイド判夕刊紙。ターゲットは30代~60代を中心とした都市型男性ビジネスマン。 WEB版は「ZAKZAK」(http://www.zakzak.co.jp/)で、紙面と同じ記事だけでなく、WEBオリジナルの記事も人気。 書評は毎日掲載しており、紙面ではこのコラムで掲載されたもの以外も読むことができる。
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