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『寿命を10年延ばす 「乳がん専門医」の教え』竹原めぐみ著

  市川海老蔵の妻で、元テレビキャスターの小林麻央さんがブログで乳がんの闘病生活をつづっており、大反響を呼んでいる。その少し前には、元プロレスラーの北斗晶さんの乳がん闘病も話題になった。
 世の女性にとってひとごとではいられないのが乳がん。それだけ関心が高いのなら、さぞや検診に殺到しているのだろうと思いきや、日本人女性は6割(3000万人)が検診に行かないのだそうだ。これに対して米国は8割の女性が健診に行く。日本は「乳がん検診発展途上国」と言っても過言ではない。
 本書は乳がん予防の基本的な知識や治療の最前線から、「乳製品はよくない」「母親がかかった場合、娘の確率は2倍」といった通説・俗説の是非まで、14年間で12万人を診察した実績を持つ「乳房のスペシャリスト」の著者がわかりやすく解説している。
 乳がん検診を夫から妻へのプレゼントにしてはという著者の提案、ぜひ試してみては? 

書名:寿命を10年延ばす「乳がん専門医」の教え著者:竹原めぐみ発行:中公新書ラクレ定価:800円+税

夕刊フジ

産業経済新聞社発行が発行する、首都圏・近畿圏を中心に販売されているタブロイド判夕刊紙。ターゲットは30代~60代を中心とした都市型男性ビジネスマン。 WEB版は「ZAKZAK」(http://www.zakzak.co.jp/)で、紙面と同じ記事だけでなく、WEBオリジナルの記事も人気。 書評は毎日掲載しており、紙面ではこのコラムで掲載されたもの以外も読むことができる。

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